ローリング・ストーンズ50周年記念ドキュメンタリー映画「クロスファイアー・ハリケーン」をなんばパークスシネマへ観に行く。
3連休前の木曜日の晩なのに、シアターはけっこう空いている。ストーンズと言えども、アーチストのドキュメントなんてこんなものかな。
制作総指揮を務めるのはマーティン・スコセッシ、監督はブレット・モーゲン。未公開を含む数千時間の映像、数万枚の写真、数十曲の未発表テイクを含む膨大な音源から選りすぐり、2時間の映像に仕立てている。結成当初から時代を順に追って、ライブ、インタビュー、プライベートに至るまで、短い映像を矢継ぎ早に繋いでおり、それに現在のメンバーだけでなく、ビル・ワイマン、ミック・テイラーといった過去のメンバーのナレーションも入る。
60年代の活動初期は、「善」のビートルズに対して「悪」のストーンズという位置付けで売り出されたので、ライブでのファンの熱狂(暴動)ぶりや、ドラッグにおぼれる様子など、「黒い部分」を伝える映像が多い。ファンが暴徒化し、途中ライブが打ち切られるというのもある。「オルタモントの悲劇」なんて、よくこんな恐ろしい状況で演奏していたものだ。
観ながら「初期の映像でかなり時間を使うなあ」と思っていたら、81年のツアーから、現在のものまで一気に飛んで、ほどなく終了。あれ?もっと各年代をバランス良く収録していると思っていたら、ほとんど初期の映像で構成されていたのだ。
若干、ストーンズの不良性にスポットを当て過ぎている嫌いはあるが、全盛期の凄さを伝えるのなら、こういう映画になるのだろう。81年発表の『Tattoo you』から“現役”で聴き始めた私にとっては、知らない貴重な映像が数多く観れたので価値がある。
しかし、この時代構成なら、当然ロニーはあまり映っていない。よく本人、納得したなあ。でもだからロニーなんだよね。
3連休前の木曜日の晩なのに、シアターはけっこう空いている。ストーンズと言えども、アーチストのドキュメントなんてこんなものかな。
制作総指揮を務めるのはマーティン・スコセッシ、監督はブレット・モーゲン。未公開を含む数千時間の映像、数万枚の写真、数十曲の未発表テイクを含む膨大な音源から選りすぐり、2時間の映像に仕立てている。結成当初から時代を順に追って、ライブ、インタビュー、プライベートに至るまで、短い映像を矢継ぎ早に繋いでおり、それに現在のメンバーだけでなく、ビル・ワイマン、ミック・テイラーといった過去のメンバーのナレーションも入る。
60年代の活動初期は、「善」のビートルズに対して「悪」のストーンズという位置付けで売り出されたので、ライブでのファンの熱狂(暴動)ぶりや、ドラッグにおぼれる様子など、「黒い部分」を伝える映像が多い。ファンが暴徒化し、途中ライブが打ち切られるというのもある。「オルタモントの悲劇」なんて、よくこんな恐ろしい状況で演奏していたものだ。
観ながら「初期の映像でかなり時間を使うなあ」と思っていたら、81年のツアーから、現在のものまで一気に飛んで、ほどなく終了。あれ?もっと各年代をバランス良く収録していると思っていたら、ほとんど初期の映像で構成されていたのだ。
若干、ストーンズの不良性にスポットを当て過ぎている嫌いはあるが、全盛期の凄さを伝えるのなら、こういう映画になるのだろう。81年発表の『Tattoo you』から“現役”で聴き始めた私にとっては、知らない貴重な映像が数多く観れたので価値がある。
しかし、この時代構成なら、当然ロニーはあまり映っていない。よく本人、納得したなあ。でもだからロニーなんだよね。