初秋に咲く花を求めて比婆山系を歩いてきました。登山口には熊野神社を選びました。先ずは熊野神社から竜王山(1,255,8m)までの上り路です。眺望のない道筋ではありますが、古の祈りの道です。〔9月2日(日)〕
↓ 朝7時半過ぎの熊野神社の門前です。大きな鳥居の背後に朝日に輝く比婆の山並みが望めました。
↓ 伊邪那美命を葬る比婆山御陵の遥拝所として有名な熊野神社の本殿を参拝してから登山道に入りました。
↓ 熊野神社の境内には樹齢1000年を超える老杉の巨樹が繁ります。
↓ 熊野神社本殿を後に竜王山への登山道に入りました。沿道には二ノ宮、三ノ宮の祠が祀られていました。
↓ 登山道沿いには半月前に訪ねたカリガネソウ(クマツヅラ科カリガネソウ属)がまだ咲いていました。
↓ オクモミジハグマ(キク科モミジハグマ属)が登山道沿いに多く見られました。
↓ ブナを中心にした林の中をジグザグを描きながら登り行きました。
↓ ヤマジノホトトギス(ユリ科ホトトギス属)もまた今が盛りと沢山咲いていました。
↓ 登山道の通う懸崖に懸かる那智の滝。高さ約30メートル。滝の形から鳥尾の滝とも呼ばれています。尾長鶏の尻尾の形に見えるでしょうか。
↓ 登山道脇に咲いていたツリフネソウ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)。
↓ 登山道の中程は鬱蒼とした杉の植林地の中に続く急坂でした。
↓ 長い杉林の中の急坂に飽きてきた頃に竜王山の南尾根に乗りました。平らかな尾根筋との出合で「天狗の相撲場」と呼ばれています。そこを過ぎるとまた暫し急坂が続きました。
↓ 急坂が終わり稜線上に開かれたキャンプ場に出ました。その原っぱにサラシナショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属)の群落がありました。
↓ 竜王山の山頂に続く登山道を黄金色の染めてキンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)が群落を形成していました。
↓ アキノタムラソウ(シソ科アキギリ属)の姿も見ることが出来ました。
↓ 登山道の一画をピンク色に染めるゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)の大群落もありました。
↓ シュロソウ(ユリ科シュロソウ属)は地味ながらもこの季節には見落とせない花です。
↓ カワラナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)も同じく見落とせない花のひとつです。
↓ ススキの原に覆われた竜王山の山頂部に到着しました。