このブログの原型はすでに幼少期にあった。もちろん文章を書いていた訳ではな
い。何かの折に印象に残った閃きが忘れられず幼いなりにその記憶印象を積層させ
ていたのだ。義務教育を受ける中で文章化してその遺した文章内容を再度客観的に
反芻するというシステムを自分なりに会得し概念掌握に役立てて来た。
だから 自分の中では対象を文章化する行動は生活に組み込まれた意識行動システ
ムといえる。画家が絵を描き詩人が詩を書くように いわゆる芸術家が創作活動を
する一連の過程とそれほどの差異はないだろうと考える。違うとすれば 創作活動
の過程にすら深意識分析を仕掛けてしまったことであろう。
簡単に言えば 地球の表層脳文化範疇であれば表層蓄積だけで平面文化を刈り取っ
て行けたものを 既成の堆積層に疑義を向けてしまったがために私個人の脱(超越
的)創作活動は苦難の連続であった。それはそうであろう。既成概念世界に対して
反既成概念観を奥に潜めて対峙することになってしまったからである。
しかし 何が幸いするか分からない。私の場合ではそれらの強大な苦難が次元の強
靭なる乖離被膜を原初意識退行(実は未来進行)という形で自己意識的には除去出
来たかと思われるからである。この顕潜両意識統合体験を以って『自然クライン
環』という自然神から地球人個々への偉大なギフトに光が当たり始めたのである。