「最後の貸し手」というと中央銀行をさす言葉だが、紙幣を発行することのできる唯一の銀行ゆえ、したがって絶対的な影響力を有するはずだった。少なくともこれまでは。英国の住宅部門を得意とする中堅の銀行ノーザン・ロックについては連日報道されているので、ご存じだろう。サブプライム関連商品への投資はなくはないが、取り立てて問題になるほどのものではないにも関わらず、資金調達が住宅ローンなどを束ねた証券(CP)が多 . . . 本文を読む
さてFOMC。予想外との反応だが、もともと引き下げは織り込み、問題は0.25か0.5かという見通しだったので、金にかかわらず市場が反応したのは声明文の「必要ならさらに行動する」という部分。もちろんインフレ警戒は引き続き解かないとはするものの、緊急避難という面での利下げという選択肢は、優先されるという読みになる。金市場は完全にこのシナリオを取ったということ。以前から書いているように、8月から続いてい . . . 本文を読む
さてさてFOMCを控えて市場ごとに動きはマチマチ。金市場はスポット価格まで720ドル台超まで買われたあとに利益確定の売りものが、。午前中に耳に挟んだのだが、本日9月18日は金融市場参加者の間では「Xデー」とかで価格変動の予感があったらしい。NYはFOMCの内容如何では、良きにつけ悪しきにつけ波乱は避けられないだろう。ドル建て金価格も目先は伸び切るタイミングか?
関東地方ではナント?!日テレなどが . . . 本文を読む
14日にイングランド銀行(英中央銀行)が緊急融資を発表した英中堅銀行ノーザン・ロックでは、取り付け騒ぎが起きている。今朝、何気に見たNHK BSで流れていたBBCニュースでは、30億ポンド(約5000億円)の預金が引き出され他行に移ったとしていた。また、この銀行でネットバンキングをやっている顧客のインタビューを流していたが、引き出そうにもサイトがアクセス不能状態で動きが取れないとこぼしていた。英国 . . . 本文を読む
昨日9月15日付けの日経「国際面2」に掲載されていた「米、農地価格が上昇」という記事。足元の、あるいは目先の市場を見るにはその左側に掲載されている「米小売売上高0.3%増」という記事に関心を向けることになるが、先行きを見ようとするとこの農地の上昇の記事はスクラップするに値するのではと思う。特に「年金基金が参入」という小見出しにピピッ!(?)と反応、「なるほど、そう来るかぁ~」と。カルパース(カリフ . . . 本文を読む
On The Road.上海から成田ではなく関空へ、そして広島へ、そこから博多と回っている。広島は昨年10月にも話をさせてもらったが、何人かの方の顔に見覚えがあった。1年前も金市場を見る要素としてドル安やETFの動向、インド、中国、公的売却などについて話したが、大きな枠組みは変わらず、その進化形が足元の状況といったところだ。今回はドル建てで700ドルを超えているといくタイミングでもあるし、その辺り . . . 本文を読む
国際ニュースで流れていたが8月の中国のCPI(消費者物価指数)が6.5%上昇となった。昨日(2007年9月12日)付けのChina Dailyはこのニュースを一面トップで伝えていた。その見出しが“Pork prices have CPI over a barrel”。ここでも中国での豚肉の値上がりについて何度か書いたので記憶されている方も多かろう。先月のCPIがプラス5.6%になったときも食品価格 . . . 本文を読む
昨日の午後、上海に到着。半年ぶり。気温は30度を超えたというが、一昨年この時期に来た時はもっと蒸し暑かったので比較的過ごしやすい。昨日は食事会の後、誘われて市内に出てホテルに戻ったのが22時半ころ。更新しようとしていたが、考えてみたら1時間の時差。またブランクとなりました。金市場は、先日最近の金ETFの残高が、2005年1月のNY上場の金ETF(GLD)の急増に迫る勢いかも?と書いたが、ピッチはそ . . . 本文を読む
先週末NYのドル円相場急落の流れを受け、アジアの時間帯でもドル円急落で午前は112円70銭どころまで売られて今113円近辺での取引。壊れた相場は戻りの頭を下げながら展開中で、時間の経過とともに戻りが限られたものになっている様子。今朝発表された国内4-6月期GDP改訂値は-1.2%(実質年率)と速報値の+0.3%から一気にマイナスとなった。この中をドル円は下げたが、この改定値の下方修正は事前に予想さ . . . 本文を読む
いやはや連日緊迫した試合が続いたが、今日が一番ハラハラもんだった。結局、前半の攻撃面で岡田采配が大当たりということだと思う。狩野を代打で使ったタイミング。打率がどうのこうのより、流れに乗って行けるか否かというふうに見えた。それと、5番桜井への代打。その代打が昨日のヒーロー葛城。そもそも昨日のヒーローがスタメンに入れないというところが、今の虎を象徴しているわけ。飛ぶ鳥を落とす勢いだった桜井も、このと . . . 本文を読む