さて恒例の13Fの公開。金市場では毎度の大手ヘッジファンドのETF保有動向に関心が集まる。すでに報じられているようにソロスは3月末時点で持ち高をほぼゼロ近くに落としていた。ここでは3月23日の最後にETFについては「3月末のデータが明らかになった時点で話題を呼ぶのかもしれない」と書いたが、そうした動きは察知できた。直近では5月7日に書いたところでもある。むしろ足元でも同じような動きが続いていており . . . 本文を読む
さしたる理由もなくNY株も下げたりすると、全般的に「投資家のリスク回避姿勢が高まっている」というコメントが流れることになる。商品市場は言うに及ばず。こうした環境になると為替市場ではドルや円が優勢になるのだが、それは両通貨ともに超低金利環境にあるために投資マネーとして借り出されている(キャリー・トレード)ことが背景にある。リスク回避のため投資対象商品を売り、手にしたキャッシュを返済に回す際にドル買い . . . 本文を読む
店内の中央に生簀(いけす)がドーンと広がり、各種魚が泳いでいる有名店「稚加榮(ちかえ)」。釣ったものを、食べさせてほしいような気になる店。もちろん釣りは出来ないが、注文したものの多くは生簀からやってくる趣向。新鮮でうまい。
そこで黄金鯵というアジを初めて知った。長崎五島列島産の鯵とのことだったが、その刺身がうまかった。わけぎ(分葱)を身で巻いてワサビ醤油で食べた。帰って来て調 . . . 本文を読む
さてまたまた中国(人民銀行)の預金準備率引き上げ発表が波乱要因になったものの、押しなべて商品全般押し目は買われ、金も1480ドル近辺まで下げて再浮上。この辺りではアジアからトン単位の引き合いが強まっているとのこと。一昨日の冒頭に書いたようにコメックス主導の下げ。ただし、ここにきてETFに再び売りが出ていることは見逃せない動きといえる。それとて大勢に影響のない散発的という類のもの。
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来週5月16日(月)と19日(木)の2回、金融セミナーを開催します。講師は、目黒政明さん。
テーマは「投資信託はこう選ぶ」です。
16日は昼の部で午後2時から4時まで、19日は夜の部で18時30分から20時30分まで、それぞれ2時間。内容は両日ともに同じです。場所はいつものJR中野駅北口の中野サンプラザ8階研修ルームです。ご参加ください。有料で参加費は1000円となります。
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月曜日の日経CNBCの番組内でも話したが、今回の下げはコメックス主導(先物主導)の下げで、金融環境に変化が見られない中、市場の内部要因による自律的反落と見ている。その点で、年始1月の下げ方に似ている。ファンドのロングの手仕舞いにシルバーの暴落を見て相乗りしようと目論んだ新規のショートが乗って下げたもので、その思惑が外れたショートは早々に手仕舞い、いわゆる踏まされている状況が昨夜のNYでの上昇という . . . 本文を読む
日本国内が連休中のNY市場の金価格は上げ足が止まったところから高値警戒感が一気に高まり反落状態となった。さらに取引規制が掛ったことをきっかけとする銀相場の暴落が止まらず、原油など他市場に伝染するなかで金も下げ足を速め1500ドルを割る状況となった。
まず5月5日のNY市場の状況から書くとコメックスの終値(通常取引)は1481.40ドルで前日比33.90ドル安となった。直近の高値( . . . 本文を読む
結局、連休中は商品市場も大荒れだったが、同じように為替市場も変動が大きく、荒れた。主役はユーロ。木曜日のECB理事会後の記者会見でトリシェ総裁は利上げについて否定的発言。6月利上げを織り込んでいた市場は肩すかし状態に。ユーロには、それまで買い持ちを膨らませていたヘッジファンドの投げが嵩み急落となった。さらに独誌シュピーゲル(ネット版)が欧州財務当局者がルクセンブルクで緊急会議を開いており、ギリシャ . . . 本文を読む
さてさて今回の金の動きについて、4月の時点で複数のメディア関係の人達に電話で話していたのは、2009年11月から12月の展開に似ているということだった。正直に言うと、その段階では結末が何を持って(きっかけ)急落に至るのかがイメージが固まらなかった。ジワジワと水準を切り上げ、誰もがまだ?という展開の最後に大台超え。そこからそのジワジワの積み重ねを短期で帳消しにする急落。まぁ、これも金ならではの動きと . . . 本文を読む
事前のニュースでは自粛ムードでこの連休は人出が少ないとのことだったが、実際に連休に入ってから動く人も多いようで高速道路の渋滞をはじめ交通機関の混雑が伝えられている。こちらは東京に留まっているので静かな毎日・・・・といっても海外市況は案の定荒れているが。一方でメキシコ中銀が2、3月に100トンほど金を購入していたことも判明 (こちらの話は改めて更新)。
昨日は . . . 本文を読む