週明け３月１５日のNY市場の金価格は反発となった。先週末に、１０年債利回りが上昇圧力を強める中で、アジア午後からNYの午前まで１７００ドル割れの水準で推移しながら、終盤に１７００ドル超に買い戻された金。そこまで数営業日の展開からは、意外な強さを見せた印象だった。１７２０ドル台半ばでアジア時間の取引をスタートしたNY金は、為替市場でドルが主要通貨に対し強含みに推移するのを無視する形で、前週末比プラス . . . 本文を読む
バイデン政権の１．９兆ドルレスキュープランが１１日に大統領の署名を経て正式に成立した。時限立法として昨年末に復活していた連邦政府による失業手当の上乗せが、３月１４日に失効する前に成立を目指すとしていたが、まさに有言実行。その通りになった。そもそも、大方の見方として総額１．９兆ドル規模の予算規模は難しいとの見立てがもっぱらだったので、この点でも見方によっては、想定外ということになる。共和党の提示が６ . . . 本文を読む
注目の米２月の消費者物価指数（CPI）と１０年債の入札は無難に通過ということになった。
CPIは総合指数の伸びが前月比０．４％と予想と一致。前年同月比では１．７％と、昨年２月以来の大幅な伸びとなった。ガソリン高が全体の物価を押し上げたとされる。もっとも、昨年の２月は新型コロナで騒いでいたのは中国くらいで、当時の米国は通常ペースの経済につき比較ではそうは高い数字は出ないということか。米連邦準備理事 . . . 本文を読む
昨日の９日のNY金は、１６７０ドル台でアジア時間の取引を開始し、ロンドンの早朝にかけて１６８０ドル台を横ばいで推移。ロンドンの午前に買い優勢の流れに転じ、ＮＹの早朝には１７００ドル台を回復。その後も水準を維持してＮＹの午前には１７２０ドルに接近するところまで買われた。終盤に向けても買い意欲は続き、水準を維持し通常取引は１７１６．９０ドルで終了。結果的に年始１月４日以来の上げ幅となる前日比では３８． . . . 本文を読む
懸案の１．９兆ドル規模のバイデン政権によるレスキュープラン（追加救済法案）。先週後半に下院が徹夜の審議で採択し、上院に送付。それを受けた上院も民主党主導で審議を進め、修正を加えた上で可決された。
１人当たり１４００ドルの個人給付金の配布に関し年収制限に修正を加えたほか、失業給付の連邦政府による特別上乗せ分は減額の上で期限が延長されることになった。修正法案は下院に差し戻され、改めて採決されることに . . . 本文を読む
結局、パウエル発言は市場を沈静化することなく、むしろ今風に表現するならば、多くの投資家にとって残念な結果ということになった。
ここにきてバイデン新政権の下、新型コロナワクチンの接種が急速に進んでいる米国。足元では、１日あたり２００万件の接種が行われているとされる。NYではヤンキースタジアムを使い２４時間体制の接種も始まっているようだ。連邦政府が当初示していた全国民への接種完了見通しに前倒し観測も . . . 本文を読む
今年の桜の開花（、、、ソメイヨシノの話ですね）、は３月１７日とか言っているのを今日の昼にチラッとTVで見かけたたが、そうだろうなぁ・・と思うほどの２月の暖かさだった。もっとも１７日の開花予想が東京なのかどこなのか確認はしていないが、そうなっても不思議ではないだろうと。地球温暖化などと言っているが、そんな話はウソなんだ！！と言い張った大国の大統領が以前いて、気にせず石油開発でもなんでも化石燃料OK、 . . . 本文を読む
節分が過ぎたと思ったら、あっという間にひな祭りだ。季節は巡る。。この分だとこどもの日（端午の節句）もすぐにやって来る。
先月末に緊急使用が許可されたジョンソン・エンド・ジョンソンの新型コロナワクチン。極低温保存の必要がないうえ１回の接種で効果が期待できるなど、接種スピードの加速が期待できるとあって、バイデン政権はJ&Jの製品に力を入れてきたようで、この日は同業他社のメルクが生産支援に乗り出すこと . . . 本文を読む
パート２．投資マネー編
一方、投資マネーの動向は、欧米市場での金ETF売りが目立っている。ワールド・ゴールド・カウンシルが発表した２月１９日時点までの金ETFの世界的な残高動向では、年初来２４．９トンの減少となっている。北米市場での減少を、欧州その他の増加でカバーする形で、全体としては規模の大きな減少とはなっていない。具体的には、NYを中心とする北米市場で３８．７トンの減少となり、欧州、アジア、 . . . 本文を読む
パート１．実需編
前週末２月２６日のNY市場の金価格は、昨年６月の水準まで売られる大幅続落となった。
長期金利の動きはやや沈静化したものの、市場は前日までの混乱の余韻の中で市場環境の変化の有無や、変化があるとしてその程度を探る動きが続いた。１７７０．９０ドルで取引を開始した金は、２６日の清算値（通常取引終値）は１７２８．８０ドルと、昨年６月１８日以来の低水準で終了となった。取引時間中の安値は昼 . . . 本文を読む
