亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

成長見通し上方修正でも吹かし続けるイエレン財政

2021年04月07日 21時13分38秒 | 金市場
6日は国際通貨基金(IMF)が、2021年の世界経済の成長率予想を5.5%から6%に上方修正。1976年以降で最も高い成長を見込んだものの、この日も米長期金利に目立った反応はなく、むしろ低下する中で、金価格は堅調に推移した。同様にドル指数(DXY)も2週間ぶりの安値水準まで低下したことも、金が買われやすい地合いにつながった。ドル指数の下げは、対ドルでのユーロ安に一巡感が出ていることによる。 IM . . . 本文を読む
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広い範囲で先食い織り込み済み 

2021年04月06日 22時24分02秒 | 金市場
週明けのNYは、雇用統計に続き、予想以上の強気の結果となった経SM非製造業総合指数にも反応は限定的だった。特に長期金利が高止まりながら不気味なほど無反応となり、したがってドル指数(DXY)にも動きはみられなかった。もっとも、欧州はまだイースターの連休中ではあったが。 ISMが1日に発表した3月の製造業景気指数は64.7と、約37年ぶりの高水準となったのに続き、この日発表の製造業に比べ出遅れていた . . . 本文を読む
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財政と通貨を揺さぶるコロナの誤算

2021年04月05日 20時43分09秒 | 金市場
先週末4月2日Good Friday当日に発表された米3月の雇用統計は、報じられたように非農業部門雇用者数(NFP)が前月比91万6000人増と、市場予想の64万7000人増を大きく上回った。昨年8月以来の大幅増で失業率も6.0%と、2月の6.2%から低下した。新型コロナウイルスのワクチン接種拡大やバイデン政権の1.9兆ドルの追加支援策を追い風に、雇用回復のピッチは上がり始めていることを表す。 . . . 本文を読む
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3月のインドの金輸入量160トン、完全復活か

2021年04月02日 21時19分53秒 | 金市場
本日のNY市場はイースターのGood Fridayで休場。しかし、3月の雇用統計の発表があることで、気持ちの上ではスタンバイという感じ。 31日水曜日に発表された3月のADP全米民間雇用調査では、前月の17万6000人から51万7000人増加と伸びが大幅に拡大した。市場予想(ロイター)は55万人の増加だった。ワクチンの接種が進む中、レジャー・接客業など幅広い業種で採用の動きが加速していた。しかし . . . 本文を読む
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数羽現れた?「炭鉱のカナリア」 

2021年04月01日 22時55分55秒 | 金市場
四半期末となった3月31日のNY市場の金価格は、大幅反発で1700ドル大台回復となった。 昨日はここに「ダウ・ジョーンズなどでは1670ドル割れれば、結構下に行くという見立てを流していたりするが、どうかな。むしろ、ここから長期金利がさらに上がる中で、どこまで売られるのかという方に興味がある。ここからそれほど下げないと思っているのだが。1700ドル割れではアジア実需の買いが控えているが、今週に入っ . . . 本文を読む
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