土曜日は、マクロビオティック料理教室<羹のコース(応用クラス)>の最終日。卒業制作&卒業式の日でした。
羹のコースは文字通り羹(あつもの)つまり、おかずを極めるクラスです。
素材別、カテゴリー別に毎回20品前後のお料理を創作し、オリジナルレシピを構築します。
基礎クラスの(飯のコース)で、しっかり基礎の理論とお料理を習われた後、このクラスでマクロビオティックを自由に表現する力を身につけて頂くことができます。
●玄米
●出汁、スープ
●野菜
●雑穀
●フェイクフィッシュ
●フェイクミート
●乾物
●豆類
●ソース、ドレッシング、たれ
●和のスーツ
●洋のスイーツ
毎回、それぞれのテーマにそって、いろいろなお料理を作り上げることで、メニュー開発やレシピの立て方、味の組み立て方、アレンジ力、表現力、盛り付け方などなど、回を重ねるごとに知らず知らずにメキメキ腕を上げていかれます。
そして、その総決算が卒業式の前に開催する、卒業制作の発表です。
各自でテーマを決めて、前菜、主食、主菜、副菜、汁物、デザートのフルコースを作り上げ、盛り付け、試食し、最優秀賞を決めます。
今期は、身内にご不幸があった方、体調不良の方、出席日数が足りなくて次期に繰り越された方がいらしたので、最終4名のエントリーとなりました。
11時頃から、各自家で準備されてきたお料理の仕上げ、盛り付けを始めました。
密封容器に詰めて持って来られたお料理。お皿を選び、いよいよ盛り付けです。
所狭しと置かれた容器。
クーラーバッグに荷物がいっぱいです。
最終の仕上げに、皆さん真剣な表情です。
講師陣が見守る中、着々と出来上がっていきます。
Nちゃんは、玄米のリゾットをメインに、米粉のワッフル、かぼちゃのポタージュ、玄米スムージーを作られました。ご主人と二人暮らしで、ご主人に美味しいって食べてもららうことがいつもの目標。ご自身の体調管理にもマクロビオティックが役に立っています。
玄米をあまり食べてくれないご主人に、それぞれのお料理に玄米を忍ばせています。リゾットは、焼きリゾットにしたくて、ご主人の出張時に毎日毎日試作を繰り返されたそうで、なかなかうまくいかず、今回は器に入れての出品です。スープひとつとってもいろいろな野菜が入っており、とろみに玄米ごはんを使って、複数の手間をかけて作っています。優しい美味しさがお人柄を表わすお料理となりました。
歯医者にも通っておられるNちゃんは、このクラスにも、歯医者にも、通うのが楽しみで楽しみで本当に本当に来てよかったとおっしゃってくださいました。
講師冥利につきる言葉を頂いて、私たちもとてもうれしく思いました。ありがとうございました。
Mちゃんは、奈良から一年間通ってくれました。
正食協会の中級まで受けておられましたので、羹のコースからの受講です。本当は前期の受講でしたが、途中、妊娠出産と子育てのため一旦お休みを挟み、今期、再開いたしました。
一番初めに、子どもができないことを涙でお話されたのは、前期生のココロに残っておられると思います。そして、間もなく、妊娠し無事に女の子を授かりました。今は第2子が宿っておられます。
彼女のご主人は、普通にサラリーマンをしていたのですが、彼女の希望もあり、会社を辞め、今はお百姓さんになる選択をされました。奈良のご実家の畑をいずれは受け継いでいくつもりです。おじいちゃん、おばあちゃんが、お二人の本気度を試されて、まだまだ畑は譲ってはもらえていませんが、農業学校などに通いながら暮らしています。自然の中での生活を大切にし、自分で作った野菜だけを使って作られました。卵などは貴重品(平飼いの有精鶏卵は1個50円もしますから)でなかなか買えないとおっしゃってますが、質素だけれど豊かな暮らしを楽しんでおられます。
家で採れたもの、近くの自然の中の恵みを、素敵なお料理に変身させました。
一つ一つ、丁寧に作られ、盛り付けも綺麗に仕上げました。もちろん、おいしかったですよ。
そして、今期の最優秀賞に輝いたお料理でもあります。
最優秀賞は、同期のメンバーとアシスタントが投票して決めました。
みんなの素直な評価は、とても意味のあるものですね。
これから、ご自身とご家族のフィールドを大切に、多くの方にマクロビオティックを伝えるお役目を担って頂ければと期待しています。
頑張った甲斐がありましたね。
涙の受賞でした。
卒業証書、最優秀賞記念品を受け取り、感慨深い表情のMちゃんでした。
こちらは、2年前の力作!(笑)
今日はママと一緒にお料理を並べました。
Tちゃんのお料理はとても気が整い、気持ちのいいお料理でした。私が手直しするところは何一つない、完成度の高い盛り付けで、お味もとても上品でした。
節分の前でしたので、恵方巻きをイメージされた玄米巻きずしは梅酢でシャリを作られ、あっさりとさわやかなお味でした。
かぼちゃ饅頭の中にもちゃんとあんを仕込んで、手間を惜しまずに作られました。
押し付けのない優しさと控えめなお人柄が十分にお料理に反映されていて、けれどもちゃんと存在感を示されている、大人なお料理でした。
講師も、学ぶことの多い作品でした。
後はよき伴侶を見つけることが今年の目標ですね。素敵な出会いがありますように。
栄養士のEちゃんは、栄養学に疑問を持ち始め、いろいろ考える中、マクロビオティックを学ぶことになりました。とても研究熱心で、何事もやりぬく強さを持たれています。
飯のコースでは、最優秀賞を取られただけあって、今回の作品も、同期の皆さんから「わ~!」ってため息が漏れるほどの力作で、出品数もさることながら、一つ一つ丁寧に時間をかけて作られました。
炒り玄米や鉄火味噌、漬け物、発酵食品などの食養のテイストもしっかり盛り込みながら、和会席をマクロビオティックで表現された、豪華なご馳走メニューです。
今回のポイントは、出汁をしっかりといい素材とこだわりの調味料を使ってベースにしたところだそうで、銀あんも美しい仕上がりでしっかりとした味を出すことができました。
手を抜くことなく作られたお料理は、きちんと盛り付けされて、学びの成果を十二分に発揮なさいました。
目に、口に美味しく、その上で、心と体に美味しいお料理の献立を目指して頑張ってほしいと思います。これから一つずつ歳を重ね、深みのあるお料理が作れる素質を持っておられるので、ますます成長されることをとても楽しみにしていますね。
たくさんのおもてなし料理でしたが、植物性なので、お腹にもたれず美味しく頂きました。
皆さんの健闘にココロから拍手を送ります。
一年間、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。
羹のコースは文字通り羹(あつもの)つまり、おかずを極めるクラスです。
素材別、カテゴリー別に毎回20品前後のお料理を創作し、オリジナルレシピを構築します。
基礎クラスの(飯のコース)で、しっかり基礎の理論とお料理を習われた後、このクラスでマクロビオティックを自由に表現する力を身につけて頂くことができます。
●玄米
●出汁、スープ
●野菜
●雑穀
●フェイクフィッシュ
●フェイクミート
●乾物
●豆類
●ソース、ドレッシング、たれ
●和のスーツ
●洋のスイーツ
毎回、それぞれのテーマにそって、いろいろなお料理を作り上げることで、メニュー開発やレシピの立て方、味の組み立て方、アレンジ力、表現力、盛り付け方などなど、回を重ねるごとに知らず知らずにメキメキ腕を上げていかれます。
そして、その総決算が卒業式の前に開催する、卒業制作の発表です。
各自でテーマを決めて、前菜、主食、主菜、副菜、汁物、デザートのフルコースを作り上げ、盛り付け、試食し、最優秀賞を決めます。
今期は、身内にご不幸があった方、体調不良の方、出席日数が足りなくて次期に繰り越された方がいらしたので、最終4名のエントリーとなりました。
11時頃から、各自家で準備されてきたお料理の仕上げ、盛り付けを始めました。
密封容器に詰めて持って来られたお料理。お皿を選び、いよいよ盛り付けです。
所狭しと置かれた容器。
クーラーバッグに荷物がいっぱいです。
最終の仕上げに、皆さん真剣な表情です。
講師陣が見守る中、着々と出来上がっていきます。
Nちゃんは、玄米のリゾットをメインに、米粉のワッフル、かぼちゃのポタージュ、玄米スムージーを作られました。ご主人と二人暮らしで、ご主人に美味しいって食べてもららうことがいつもの目標。ご自身の体調管理にもマクロビオティックが役に立っています。
玄米をあまり食べてくれないご主人に、それぞれのお料理に玄米を忍ばせています。リゾットは、焼きリゾットにしたくて、ご主人の出張時に毎日毎日試作を繰り返されたそうで、なかなかうまくいかず、今回は器に入れての出品です。スープひとつとってもいろいろな野菜が入っており、とろみに玄米ごはんを使って、複数の手間をかけて作っています。優しい美味しさがお人柄を表わすお料理となりました。
歯医者にも通っておられるNちゃんは、このクラスにも、歯医者にも、通うのが楽しみで楽しみで本当に本当に来てよかったとおっしゃってくださいました。
講師冥利につきる言葉を頂いて、私たちもとてもうれしく思いました。ありがとうございました。
Mちゃんは、奈良から一年間通ってくれました。
正食協会の中級まで受けておられましたので、羹のコースからの受講です。本当は前期の受講でしたが、途中、妊娠出産と子育てのため一旦お休みを挟み、今期、再開いたしました。
一番初めに、子どもができないことを涙でお話されたのは、前期生のココロに残っておられると思います。そして、間もなく、妊娠し無事に女の子を授かりました。今は第2子が宿っておられます。
彼女のご主人は、普通にサラリーマンをしていたのですが、彼女の希望もあり、会社を辞め、今はお百姓さんになる選択をされました。奈良のご実家の畑をいずれは受け継いでいくつもりです。おじいちゃん、おばあちゃんが、お二人の本気度を試されて、まだまだ畑は譲ってはもらえていませんが、農業学校などに通いながら暮らしています。自然の中での生活を大切にし、自分で作った野菜だけを使って作られました。卵などは貴重品(平飼いの有精鶏卵は1個50円もしますから)でなかなか買えないとおっしゃってますが、質素だけれど豊かな暮らしを楽しんでおられます。
家で採れたもの、近くの自然の中の恵みを、素敵なお料理に変身させました。
一つ一つ、丁寧に作られ、盛り付けも綺麗に仕上げました。もちろん、おいしかったですよ。
そして、今期の最優秀賞に輝いたお料理でもあります。
最優秀賞は、同期のメンバーとアシスタントが投票して決めました。
みんなの素直な評価は、とても意味のあるものですね。
これから、ご自身とご家族のフィールドを大切に、多くの方にマクロビオティックを伝えるお役目を担って頂ければと期待しています。
頑張った甲斐がありましたね。
涙の受賞でした。
卒業証書、最優秀賞記念品を受け取り、感慨深い表情のMちゃんでした。
こちらは、2年前の力作!(笑)
今日はママと一緒にお料理を並べました。
Tちゃんのお料理はとても気が整い、気持ちのいいお料理でした。私が手直しするところは何一つない、完成度の高い盛り付けで、お味もとても上品でした。
節分の前でしたので、恵方巻きをイメージされた玄米巻きずしは梅酢でシャリを作られ、あっさりとさわやかなお味でした。
かぼちゃ饅頭の中にもちゃんとあんを仕込んで、手間を惜しまずに作られました。
押し付けのない優しさと控えめなお人柄が十分にお料理に反映されていて、けれどもちゃんと存在感を示されている、大人なお料理でした。
講師も、学ぶことの多い作品でした。
後はよき伴侶を見つけることが今年の目標ですね。素敵な出会いがありますように。
栄養士のEちゃんは、栄養学に疑問を持ち始め、いろいろ考える中、マクロビオティックを学ぶことになりました。とても研究熱心で、何事もやりぬく強さを持たれています。
飯のコースでは、最優秀賞を取られただけあって、今回の作品も、同期の皆さんから「わ~!」ってため息が漏れるほどの力作で、出品数もさることながら、一つ一つ丁寧に時間をかけて作られました。
炒り玄米や鉄火味噌、漬け物、発酵食品などの食養のテイストもしっかり盛り込みながら、和会席をマクロビオティックで表現された、豪華なご馳走メニューです。
今回のポイントは、出汁をしっかりといい素材とこだわりの調味料を使ってベースにしたところだそうで、銀あんも美しい仕上がりでしっかりとした味を出すことができました。
手を抜くことなく作られたお料理は、きちんと盛り付けされて、学びの成果を十二分に発揮なさいました。
目に、口に美味しく、その上で、心と体に美味しいお料理の献立を目指して頑張ってほしいと思います。これから一つずつ歳を重ね、深みのあるお料理が作れる素質を持っておられるので、ますます成長されることをとても楽しみにしていますね。
たくさんのおもてなし料理でしたが、植物性なので、お腹にもたれず美味しく頂きました。
皆さんの健闘にココロから拍手を送ります。
一年間、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。