マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

胡麻豆腐を作ったよ!

2013年06月08日 11時01分17秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
昨日は、本当に梅雨?ってくらいいいお天気で、暑かったですね。
今日も洗濯日和です。
でも窓全開にして風を通すと、少しいい気持ち。
庭の緑は一層生き生きとして、イノチを感じる季節でもあります。

教室のまわりは、緑に包まれてます。
この庭を残してくれた、おじいちゃん、おばあちゃんに感謝です。

私が嫁に来てから、せっせと挿し木して増やした紫陽花も、今、色づき始めて本当にきれい!色々な種類の紫陽花を毎日楽しませてもらってます。



さて、昨日は無何有庵のマクロビオティックの定期講座「飯のコース」の第3回目。
食養のメニューは、<切干大根と高野豆腐の焚いたん>。
じっくり時間をかけて作るこのお料理は、本当に滋味深く、砂糖なんかいらないなって思わせてくれる一品ですね。切干大根の戻し汁は、大根とお陽さまが作ったうま味がたっぷり。そのまま味見をしていただきましたが、みなさん「甘い~!」って驚かれていました。



本日の副菜のメインは、何といっても「胡麻豆腐」です。
吉野の本葛を使った贅沢な一品。
長時間練り上げて、なめらかに艶よく仕上げます。



日本の葛とか寒天、西洋で使われるゼラチンと違って植物性で、しかも常温で固まるという優れモノです。エコですね~。冷蔵庫で冷やす程度でしたらいいのですが、冷蔵庫保管をすると返って触感が悪くなり美味しくなくなります。昔は井戸水の冷水で冷やす程度で十分だったのですね。

最近では、スーパーで売っている葛粉は、よく見るとタピオカデンプンとか馬鈴薯デンプンとかが混ざっているものが多く、胡麻豆腐として販売しているものも、混ざりものがたくさんで、本物の胡麻豆腐はなかなか口にすることができませんが、手作りならではの厳選素材で、胡麻豆腐ってこんなにおいしいんだ!って感動の体験です。

作り方もいたって簡単。根気よく時間をかけて火の上で練り上げるという作業さえ厭わなければ、誰にでも美味しく作ることができますよ。

主食は、茶飯を作りました。
今日は青大豆をフライパンで煎り上げて、玄米と一緒に三年番茶で炊き上げたものです。
陰性の強い大豆が、煎ることによって陽性化し、玄米と一緒に炊きあげても玄米の上に上がることなくちゃんともぐりこんでいます。そして、豆の色も濃い茶色に変化して、しっかり陰性さを飛ばして中庸になっているのがわかります。植物たちは、煮炊きするとその持っている性質をちゃんと表してくれるので面白いです。





ご参加のお一人が、「前回の教室で頂いたお料理で、その日はず~っとお腹が温かくて、こんな経験は初めてのことでした。これがマクロビオティックの素晴らしいところなんだって、身を持って感じることができました。」とご感想を頂きました。

うれしいお声を頂くことができて、よかったです。

今日のお味噌汁は、白玉団子のお汁でした。プレーンとグリンピースと人参を練りこんだ3色の白玉。
もち米のモチモチ感がいいですね。



盛り付け次第で、お家ごはんが素敵なランチプレートになりますね。
ぜひ、ひと手間かけて、家族をおもてなししてくださいね。