マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

精進カレーでごめんなさい。

2013年09月20日 22時23分51秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
今日は、マクロビオティック料理教室<飯のコース>を開催いたしました。
今期第9回目となりました。

途中、私の都合で、あさ先生におまけクラスを開催していただいて、カリキュラムを1回ずらしていただきましたので、秋の真ん中で「精進カレー」を作ることになってしまいました。

精進とはいえ、本格的にスパイスを大理石のミルで細かく引くところから始めますので、結構スパイシーです。

秋に向かうカラダは、辛味にとてもデリケートになります。

五行でいいますと秋は金に属し、臓腑は「肺」「大腸」となります。肺は乾燥を嫌いますので、辛味の発汗作用により体内から水分が出ると潤いを失い、呼吸器系の疾患を招いたり、大熱である辛味は大腸に熱をもたらし、身体を発熱させてこれも乾燥に繋がるので、下唇がカサカサになるなどの症状とともに、便秘になったりあるいは下痢を招いたりします。

なので、夏を過ぎたら、カレーなどのメニューはできるだけ控えたほうが懸命です。

冷えの原因にもなります。

昨日、仲秋の名月で欠け行く月のめぐりに入ったところで、カラダもその変化に対応しようとしている時は、できるだけ中庸な食べ物を摂取したほうが、バランスを崩さずにすみますしね。

なのに、本日「精進カレー」となり、本当にごめんなさい。
日中、秋晴れのからりとしたいいお天気だったことが救いでしたね(笑)

そうはいえ、皆さんとても楽しみにされてきたメニューです。

無何有庵の基礎クラスは、秋冬と春夏のコースではメニューが若干違います。
精進カレーは春夏だけの特別メニューですので、前期の補講でお受けになられた方もいらっしゃいました。

そんなわけで、隠し養生として八丁味噌を忍ばせて、カレー作りをいたしました。

今日のメニューは、「精進車麩のカツカレー」「名残り夏野菜のカポナータ」「玄米ごはんのコーンポタージュ」「切干大根の酢漬けと紫玉ねぎのマリネ」「お手当の蓮根湯」でした。

蓮根湯、ほっこり優しい~お味でした。これからますます甘みを増しておいしくなりますね。喉の不調の効くのですが、こんなおいしいホットドリンクが食養のお手当として使われるんですから、変な喉のお薬より、ありがたいです。私の経験からも、とてもよく効きます。













今日の講義は「望診法」についてでした。

無何有庵では、月に1度望診法講座を開催していますが、飯のコースでは広く浅くではあるのですが時間を取って、このような診断法があることをお伝えしています。

正規の望診法講座は、開講以来ずっと半数以上が県外受講者というなかなかな状況です(笑)
本当は、身近な県内の方々に知っていただきたい自然療法をするにあたってのノウハウなんですが・・・。


「ご自身分のカラダの不調は、お医者様にご裁断いただくものではなく、自分自身がかんじるもの」と、松見歯科では変りなくお伝えし続けています。どうぞ、お受け取りいただけると幸いです。

そんなやこんなやの、女子会的料理教室ですが、ご参加の皆さんが笑顔でお帰りいただけるのが何よりものご褒美ですね。

飯のコース、今期は残り2回の実習と、卒業制作を残すばかりになりました。

いつも、素敵な波動の中で、ご一緒させていただく時間は、本当にありがたいひと時です。