マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

7月20日㈪第3回コスモスセラピーでした

2015年07月21日 13時48分01秒 | スタッフのブログ
歯科衛生士の今川さえです。

7月20日㈪は第三回コスモスセラピーでした。
今回の講座の最終日。
以下学びです。


戦後、突き詰めて考えるとニヒリズム+エゴイズム+快楽主義に陥る世界観を学んだ。
他者と比べて一番になる教育。
自由を学んだ結果、自分が楽しかったらいい。
生きている間も自分の思うように。
楽しくなくなったら死にたくなる。
こんなに苦しいなら死んだ方がましだ。
と、自分で命を断つのも自分の勝手。
死んだら物理的に灰になる。
繋ぎ合わせるとそう結論が出てしまう教育を受けてきた。
やたらに他人の評価が気になる。
他人と比べて『優』『劣』を決めるので、不安定な自信しかもてない。
他人と比べ、ナンバーワンを目指すようになってしまった。

そうではなく、オンリーワンの自分の発見が大切。

少し考えてみると、138億年前宇宙が誕生しなければ、今の私は存在し得なかった。
138億年かけて、宇宙の一部が私になった。
46億年前に、地球が誕生したので、46億年後に私が誕生することが出来た。
40億年前、単細胞生物が誕生する、命の始まりがなければ、それもまた今の私は存在し得なかった。
10億年前に多細胞生物が誕生して、今の私が出来てきた。
6億年前の蠕虫。
5億1千万年前の魚類。
4億4千万年前の植物の移動。
4億8百万年前の昆虫の移動。
4億年前の両生類の誕生。
3億6千2百万年前の爬虫類の誕生。
2億4千5百万年前の恐竜・哺乳類の誕生。
6千5百万年前の霊長類の誕生。
すべてが生じていなければ、私は生まれることが出来なかった。

遡って考えれば、138億年かけて、すべて私の誕生の準備だったと解釈出来る。

宇宙は138億年成功、成功、成功…の積み重ねで私が誕生した。
宇宙が138億年かけて、私を生み出した。
私は宇宙138億年の努力の結晶。
私は宇宙の一部。

そう考えると、私ってすごく奇跡的な存在。
私一人でいるときも、私は宇宙と一緒にいる。
孤独じゃない。
生きているだけで特別な存在。
と感じられる。

親がどんなにしてあげても、
『もっとして。
もっと与えて。』
と考える子どもがいる。
同じように、自分自身が138億年かけて宇宙が愛をもって生かしてくれていること。
それに気づかず、不平不満ばかり抱いて生きてしまいそうになる。
しかし、宇宙が価値を認めてくれていなければ、私は存在出来てない。
宇宙が価値を認めてくれているのだから、自信を持たなくては傲慢。

無力感は単なる自分の主観

生きている限り無力な人間なんていない。
いのちは能力の塊。
私は宇宙に愛されている。
私には、生命史40億年分の能力が与えられている。
人生は宇宙の自己認識・自己感動・自己覚醒のためにある。
死んだらすべて終わりではない。
死は永遠の別れではない。
最後はまた一つになる。
つまり、また会えるんだ。

あなたは宇宙が138億年かけて生み出されました。
自信を持って。
宇宙はあなたのことを信じてくれているよ。

私達は宇宙の一部。
宇宙は、
高松よりも
香川よりも
四国よりも
西日本よりも
日本よりも
世界よりも
地球よりも
太陽系よりも
銀河よりも
大きい

会社で、係長があなたを認めていない
でも社長が認めてくれる
だったら、係長を気にする?

あなたは他人よりも、もっともっと大きな宇宙に無条件に認めてもらっているんだよ。
そのようなお話を伺いました。

とは言え、、
私も戦後教育を受けてきた人の一人で。
宇宙が138億年かけて私を作り出してくれた事実に、感動もするし、自分で自分にそう言葉掛けが出来たらすばらしいとも思う。
しかし、スケールが壮大過ぎて、
遠くの親戚より近くの他人。
的に考えてしまい。。
宇宙は私を信じてくれているかもしれないけど、目の前で見える・触れられる人がいう言葉や考えにとらわれてしまいそうになります。
自分の自信が、人の価値観に揺らぐのを感じることがあります。

そんな時どうされていますか?
と、最後に質問しました。

先生は、
「他人の評価を気にして、うつうつ過ごすのと、元気に過ごすのと、どっちがいい?

人が自分に対して、
『ダメなやつだ』
と思うのも、その人の思考の自由。
でも、私が自分自身に対して、
『私の存在がすばらしい!!』
って思うのも、思考の自由じゃない?
だから、私は自分を信じる自信を持っています。
それでいいじゃない?
どう思われますか?」

と、お答下さいました(*^^*)
確かに。
固定観念を自分で変容させていく必要性も感じました。

生きているだけで、私は偉大な存在に認められている(*^O^*)
私は私ですばらしい(*´∀`)♪
前向きに生きていけそうですo(^o^)o

岡野守也先生ありがとうございました(●^o^●)

夏の養生法

2015年07月21日 11時30分56秒 | マクロビオティック薬膳<神草の慧古>
台風11号が過ぎ去って、まぶしい太陽の日差しが屋外をキラキラに輝かせて、屋内はいつもよりも暗い感じ。コントラストの強い季節がやってきましたね。

夏は、暦の上では立夏から立秋までの3か月ですが、その前半は梅雨の時期を迎える日本。
やはり、梅雨が明けて、夏の土用のころからが陽気旺盛、夏本番という体感です。

陰陽五行の五行で夏を見ますと、赤、火、暑といかにもな物質が属しています。
そして、五臓は「心」。いつも絶え間なく動き続けて赤い血液を備えている熱い臓器。

ハァ~、これだけで、夏バテしそうなキーワードですね(笑)
この夏の暑さ(火)はマックス陽な状態です。
これが、ややもするとカラダに大きな影響を与え、邪気となります。
夏の邪気は暑邪。ものすごい陽邪となるのです。

夏の炎熱で陽気はどんどん上昇、発散し、熱が上がり、汗をかく。
津液(カラダの水分)をどんどん消耗して、気も消耗します。
息切れ、脱力、夏バテ、熱中症・・・。
気力がついていかず、睡眠障害、精神・情緒不安定、イライラ、怒りなどが起こりココロのバランスが崩れることもしばしばです。

そういえば、今朝がた、夢を一杯見ました。
なんと、髪の毛がどんどん抜ける・・・。

昨夜は、コスモスセラピーの入門編が終了して、先生を囲んでの食事会を我が家で開き、ちと飲みすぎました。水分の摂りすぎで、腎臓がびっくりしたのでしょうか(笑)

不眠、多夢、動悸、息切れなどもこの時期よく起きる症状ですね。気をつけたいものです。

どうしても暑いので、水分もたくさん摂りますし、日本の夏は蒸し暑いので、外の世界もカラダの中も高温多湿です。暑邪は湿邪をともなうことも覚えておいてくださいね。
食欲不振、疲れ、無気力、四肢のだるさ、吐き気、下痢などの症状がある場合は、暑邪、湿邪を払う心がけが必要です。

『黄帝内経』には、夏の養生として「夜は遅く寝て、朝は早く起きる。日の長さや暑さを嫌がらず物事に怒らずに気持ちよく過ごすべきである」と書かれています。

また私の中医学の師である劉海洋先生は、『「天人相応」の考え方で満開になった花のように、体内の陽気を程よく発散させることが必要です』と著書に記しています。

夏は楽しく、木陰でお昼寝でもして、のんびりゆったり過ごすのがいいようです。
食事の面では、心気を整え、水分を補い、健脾にも注意してください。

清熱解暑(せいねつげしょ):熱を取り除き、暑邪からカラダを護ります。

セロリや、ゴーヤ、マコモ、レタス、緑豆(はるさめやもやし)、緑茶などが食薬となります。

生津止渇(しょうしんしかつ):津液を生じ、のどやカラダの渇きを整えます。
きゅうり、トマト、豆腐、スイカなどが食薬となります。

夏の味は苦味です。
苦味は熱を冷ます作用がありますが、陰陽の消耗を促すので加減が必要です。

汗かきさんには、酸味もいいですよ。収斂作用がありますので毛穴を引き締めて多汗におすすめ。
質のよい鹹味(かんみ)によりミネラル補給も忘れないでください。
この時期、スパイシーなものが出まわりますが、温熱性の辛味は熱を悪化させ、汗が噴き出てカラダの消耗につながりますので気をつけてくださいね。

冷たいもの、脂っこいもの、甘いもの、味の濃いものを控え、脾胃にやさしい食事を心がけてくださいね。
また、高温多湿は腐敗を招きますので、食中毒に気をつけてください。
一日1個、ちゃんとした梅干しを摂るのもいいですね。





楽しい夏をおすごしください。