松見歯科主催「育てる歯ならび」よい歯のこどもシンポジウムもいよいよ4日後となりました。
今回のシンポジウムでは、当院の<健康顎歯列育成法-松見メソッド>による臨床を中心にお話をいたしますよ。
<健康顎歯列育成法-松見メソッド>は、一般矯正とも一般床矯正(一般拡大床)とも違います。
まず、現行行われている一般矯正とは、犬歯のうしろにある第一小臼歯を抜いてすき間をつくり、そこにはみ出した前歯を並べる高額治療法です。
ちなみにここでいう前歯とは、犬歯から犬歯までの6本(前歯4本、左右犬歯2本)をさします。
この6本が、大臼歯や小臼歯(乳歯の約1.5倍強の大きさの大人の歯)の萌出によって押されて歯列からはみ出し、歯並びが悪く見えるのです。
もともと顎のスペ-スが小さく歯が並びきらないから、それを歯列に全部並べるためにはスペ-スが必要となり、そのスペ-スを、小臼歯を抜いてつくると考えるわけです。
小臼歯は、第一・第二小臼歯が左右に2本ずつ並び、上下に8本あります。このうち抜かれるのは犬歯の隣の第一小臼歯(まれに第二小臼歯)で、通常は上下で4本抜きます。親知らずがかみ合わせを圧迫している場合はそれも抜きますから、最大で8本抜くケ-スもあります。32本中の8本ですから、全部の歯の4分の1にあたります。
また、歯科医の考えによっては、親知らず4本は必要のない歯として当然抜歯し、ひどい場合になると、第一小臼歯の隣奥にある第二小臼歯までふくめて、計8本~12本も抜いてしまうことがあるそうです。(ありえな~い!)
つまり、小さな顎はそのままで、見栄えを考えて必要な歯だけを残すという方法です。
専門用語で「便宜抜去法」と呼ばれているこの方法は、前歯近くの第一小臼歯を」抜歯することでできた隙間に、叢生となっていた前歯をおさめることで、見た目が急激に変わります。
そのため、矯正後の満足度も高いわけです。この簡単な便宜抜去が矯正の主流になった背景には、麻酔をはじめ歯科技術が格段に進歩し、ペインレス(無痛)の方法がつぎつぎに開発されてたことがあげられます。
いうまでもないことですが、人間の体に無駄なものって何ひとつないように、
当然歯だって、無駄な歯など1本もないと私たちは考えています。
歯は順番に、それぞれの角度をつくりながら、あるべき位置に生えてきます。そしてどの歯にもそれぞれ重要な役割があります。
抜歯の対象となっている第一小臼歯も、顎関節を守るなど、他の歯には代えられない役目をもっており、そのためにあるべき位置に並んでいるわけです。
人体には虫垂や扁桃腺、余った血流路など、痕跡器官と呼ばれる臓器が存在していて、進化の名残ともいえるこのような器官は、あっても無くても人体にはそれほど影響がないと考えられてきました。
たとえば、痕跡器官の好例が脾臓(ひぞう)は最新の研究によると、損傷を受けた心臓の回復に欠かせない役割を果たしていることが判明。感染を検知する役割や、損傷を受けたり古くなった赤血球を破壊する機能を持っているのだそうです。
また、虫垂は役立たずどころか、実際には食料の消化を助ける善玉菌の貴重な貯蔵庫です。「虫垂は、非衛生的で寄生虫の多い環境に合わせて進化した結果で、下痢性疾患が当たり前のように広がる地域では、病後の腸内善玉菌の回復に虫垂が欠かせないと言われています。
でもこれらを切除しても人は生きていくことができるので、不必要なものだと考えられてきたんですね。
歯だって同じなんですよ。全部必要だから生えようとするのです。
しかし、最近の退化傾向は急速に進み、並ばないどころか生えない子どもたちが増えていることも知っておかなくてはなりませんね。
さて、次に一般床矯正(一般拡大床)についてです。
拡大床といわれている治療方法ですが、抜歯をせずに顎を広げて歯が生えるスペースを作るというものです。抜歯をしないところはとても共感するところですが、残念なことに、広げても後戻りすることが多いことと、横の広がりに特化され奥行きのある顎の矯正とはならないことで、噛み合わせなどの問題が出てきます。
また、拡大適齢期が小学校・中学年くらいとも言われていますが、顎を育てる矯正にはなりにくいのが欠点といえるでしょう。
3次元床矯正<健康顎歯列育成法-松見メソッド>について
以上のことから、横軸と縦軸と奥行きのバランスをできるだけ医療介入しない自然な育成を促す方法として開発したのが3次元床矯正<健康顎歯列育成法-松見メソッド>です。
これは乳歯が生えそろった段階から導入できる画期的な方法で、まずは顎骨が柔軟な時にストレッチやトレーニング、食改善によって自然成長を促進し、歯列不正の予防をいたします。
その後、歯列不正が改善できない場合は拡大床治療を開始。同時に、ストレッチ、トレーニング、鼻咽腔の洗浄、年齢に応じて足指の矯正(ソックスの着用)、食事指導を行います。
そのことで、口蓋の異常な深さを改善し、鼻道の広さを確保、脳底部や顎の成長を促して行きます。
こどもの育つ力を促進するこの方法は、矯正というジャンルを越えた医療革命ともいえる顎床育成法なのです。
「育てる歯ならび」よい歯のこどもシンポジウムでは、その全てを、皆さんに大公開いたします。
日 時 7月18日(月曜・祝日)
午前9:30(開演)~ 午前11:30 (9:00開場)
場 所 サンポート高松 ホール棟 6階 「62会議室」 (61会議室から変更になりました)
参加費 500円
講 師 松見歯科診療所 松見 哲雄 院長
佃 歯科医院 佃 卓 歯科医
お問合せ先:松見歯科診療所
TEL:087-881-2323
加藤まで
Eメール:otoiawase@matumishika.jp
子育て中のお母さん、お父さん、お孫さんの歯並びが気になる方、今からご結婚、妊娠、出産の予定の方はぜひお越しください。
今回のシンポジウムでは、当院の<健康顎歯列育成法-松見メソッド>による臨床を中心にお話をいたしますよ。
<健康顎歯列育成法-松見メソッド>は、一般矯正とも一般床矯正(一般拡大床)とも違います。
まず、現行行われている一般矯正とは、犬歯のうしろにある第一小臼歯を抜いてすき間をつくり、そこにはみ出した前歯を並べる高額治療法です。
ちなみにここでいう前歯とは、犬歯から犬歯までの6本(前歯4本、左右犬歯2本)をさします。
この6本が、大臼歯や小臼歯(乳歯の約1.5倍強の大きさの大人の歯)の萌出によって押されて歯列からはみ出し、歯並びが悪く見えるのです。
もともと顎のスペ-スが小さく歯が並びきらないから、それを歯列に全部並べるためにはスペ-スが必要となり、そのスペ-スを、小臼歯を抜いてつくると考えるわけです。
小臼歯は、第一・第二小臼歯が左右に2本ずつ並び、上下に8本あります。このうち抜かれるのは犬歯の隣の第一小臼歯(まれに第二小臼歯)で、通常は上下で4本抜きます。親知らずがかみ合わせを圧迫している場合はそれも抜きますから、最大で8本抜くケ-スもあります。32本中の8本ですから、全部の歯の4分の1にあたります。
また、歯科医の考えによっては、親知らず4本は必要のない歯として当然抜歯し、ひどい場合になると、第一小臼歯の隣奥にある第二小臼歯までふくめて、計8本~12本も抜いてしまうことがあるそうです。(ありえな~い!)
つまり、小さな顎はそのままで、見栄えを考えて必要な歯だけを残すという方法です。
専門用語で「便宜抜去法」と呼ばれているこの方法は、前歯近くの第一小臼歯を」抜歯することでできた隙間に、叢生となっていた前歯をおさめることで、見た目が急激に変わります。
そのため、矯正後の満足度も高いわけです。この簡単な便宜抜去が矯正の主流になった背景には、麻酔をはじめ歯科技術が格段に進歩し、ペインレス(無痛)の方法がつぎつぎに開発されてたことがあげられます。
いうまでもないことですが、人間の体に無駄なものって何ひとつないように、
当然歯だって、無駄な歯など1本もないと私たちは考えています。
歯は順番に、それぞれの角度をつくりながら、あるべき位置に生えてきます。そしてどの歯にもそれぞれ重要な役割があります。
抜歯の対象となっている第一小臼歯も、顎関節を守るなど、他の歯には代えられない役目をもっており、そのためにあるべき位置に並んでいるわけです。
人体には虫垂や扁桃腺、余った血流路など、痕跡器官と呼ばれる臓器が存在していて、進化の名残ともいえるこのような器官は、あっても無くても人体にはそれほど影響がないと考えられてきました。
たとえば、痕跡器官の好例が脾臓(ひぞう)は最新の研究によると、損傷を受けた心臓の回復に欠かせない役割を果たしていることが判明。感染を検知する役割や、損傷を受けたり古くなった赤血球を破壊する機能を持っているのだそうです。
また、虫垂は役立たずどころか、実際には食料の消化を助ける善玉菌の貴重な貯蔵庫です。「虫垂は、非衛生的で寄生虫の多い環境に合わせて進化した結果で、下痢性疾患が当たり前のように広がる地域では、病後の腸内善玉菌の回復に虫垂が欠かせないと言われています。
でもこれらを切除しても人は生きていくことができるので、不必要なものだと考えられてきたんですね。
歯だって同じなんですよ。全部必要だから生えようとするのです。
しかし、最近の退化傾向は急速に進み、並ばないどころか生えない子どもたちが増えていることも知っておかなくてはなりませんね。
さて、次に一般床矯正(一般拡大床)についてです。
拡大床といわれている治療方法ですが、抜歯をせずに顎を広げて歯が生えるスペースを作るというものです。抜歯をしないところはとても共感するところですが、残念なことに、広げても後戻りすることが多いことと、横の広がりに特化され奥行きのある顎の矯正とはならないことで、噛み合わせなどの問題が出てきます。
また、拡大適齢期が小学校・中学年くらいとも言われていますが、顎を育てる矯正にはなりにくいのが欠点といえるでしょう。
3次元床矯正<健康顎歯列育成法-松見メソッド>について
以上のことから、横軸と縦軸と奥行きのバランスをできるだけ医療介入しない自然な育成を促す方法として開発したのが3次元床矯正<健康顎歯列育成法-松見メソッド>です。
これは乳歯が生えそろった段階から導入できる画期的な方法で、まずは顎骨が柔軟な時にストレッチやトレーニング、食改善によって自然成長を促進し、歯列不正の予防をいたします。
その後、歯列不正が改善できない場合は拡大床治療を開始。同時に、ストレッチ、トレーニング、鼻咽腔の洗浄、年齢に応じて足指の矯正(ソックスの着用)、食事指導を行います。
そのことで、口蓋の異常な深さを改善し、鼻道の広さを確保、脳底部や顎の成長を促して行きます。
こどもの育つ力を促進するこの方法は、矯正というジャンルを越えた医療革命ともいえる顎床育成法なのです。
「育てる歯ならび」よい歯のこどもシンポジウムでは、その全てを、皆さんに大公開いたします。
日 時 7月18日(月曜・祝日)
午前9:30(開演)~ 午前11:30 (9:00開場)
場 所 サンポート高松 ホール棟 6階 「62会議室」 (61会議室から変更になりました)
参加費 500円
講 師 松見歯科診療所 松見 哲雄 院長
佃 歯科医院 佃 卓 歯科医
お問合せ先:松見歯科診療所
TEL:087-881-2323
加藤まで
Eメール:otoiawase@matumishika.jp
子育て中のお母さん、お父さん、お孫さんの歯並びが気になる方、今からご結婚、妊娠、出産の予定の方はぜひお越しください。
これは4月下旬に植えたものだけど5月3日に植えたのも大きくなってるよ
石巻は多分まだだと思うけど、希望の花咲くね
子供の歯並びに悩んでいる母親の一人です。
もう少し、様子を見て・・・とかかりつけの先生に言われていますが、ものすごく気になっています。
そして、体には無駄なものなどない・・・。
まさしくそうですよね。
で、私の方も上の奥歯の親知らずと隣の歯の間が虫歯と判断されて、21日の2回目の治療までに抜歯するか、残して神経をとるか決めてきてと言われました。
でも、よくよく聞くと、神経をとられた歯はもろくかけていくとのこと。
どうするのが一番なのか迷っています。
アドバイスお願いします・・・。
まずあくびさんの歯のことですが、本当に神経を抜かなくてはならないのか?
抜髄か抜歯かの選択って、ちょっとないような気がします。仮に本当に抜髄でOKなら抜歯はしなくても歯が残るわけですからね。
抜髄も、もう、どうしても残らないのかどうか
ちゃんと確認をした方がいいですよ。
抜髄にしても抜歯にしても、一瞬のことで、時間をかけずに歯を残すことより診療報酬の点数が高いということを知っておかなくてはいけません。
自費診療でよければ、当院で診ることはできますが、お近くの信頼できる歯医者さんでセカンドオピニオンを取ることも一つの方法だと思います。
虫歯の進行具合などがよくわかりませんが、抜髄ですむのなら抜歯ではないほうがいいです。
さらにできるだけご自身の歯も神経も残す方法がないのかをしっかり検討してみてくださいね。
子どもさんの歯並びは、私たちは早い方がいいと考えています。4歳前後からスタートできます。一般床矯正は歯を最大8本抜歯して並べます。一般拡大床は、横の広がりを作ります。
松見歯科の<健康顎歯列育成法-松見メソッド>は3次元床矯正で、横幅の矯正だけでなく、奥行きの育成と深い口蓋を緩やかにして鼻腔を確保するという方法です。
できるだけ医療介入をしないやり方ですので、床矯正でありがちな、特に奥歯のかみ合わせの問題や、後戻りがなく、また、虫歯を作らない自然歯育をいたします。
そのためにも、松見メソッドを適応するには、早い方が人工的な措置ではなく自然な顎の育成をはかるため、顎が柔軟で今から育てることのしやすい年齢が理想と考えます。
ご参考になったでしょうか?
私の歯ですが、レントゲンで見たところ、親知らずの方ではなく、隣の歯の方が虫歯かもしれない
し、かみ合わせの点からいっても下の親知らずがないので抜いても影響はまったくなく、むしろ抜いたほうが今後の歯磨き等のケアがやりやすくていいですよ、と言われました。
正直悩みます。下の歯があれば、残す方向でいくのですが・・・。
けれど、福岡の村津先生の本を読んで「歯は臓器」ということばが気になってなかなかきめられないのです・・・。
子供の歯の方は、まだ一番奥の臼歯が生えてなく、上下合わせて8本永久歯がそろったらみせにおいで、と言われました。
ちなみに、息子の歯医者さんと私の歯医者さんは別のところです。
さきほどまちがって同じ内容の投稿ボタンをぽちっとしてしまいました。
ごめんなさい。
高松で働いてました♪
松見歯科さんは、マクロのMLで知りました。
子どもさんもあくびさんも。お勧め歯医者さんは南国の「味元歯科」味元先生か「葉やまの歯医者さん」和田先生です。松見歯科から、歯も歯髄も残すようにと言われましたと言って、ご来院なさってください。全力をあげて一番いい方法をみつけてくださると思いますよ。床矯正も松見メソッドを理解してくださってますので、おすすめいたします。
途中で投稿してしまいました。
抜歯は親知らずのことですか?
虫歯の歯でもないのに抜髄ですか?
まず、親知らずは残せるなら残して下さい。
一番あたらしい元気な歯ですから、もし他の歯(臼歯)に問題が出たときに使えます。要らない歯は1本もありませんよ。
あるいは親知らずの前の歯(7番)が虫歯で、抜髄しなくてはいけないほどの虫歯の大きさなのでしょうか?
おっしゃるとおり、抜髄すると歯は死んだ歯になりますので、枯れた竹のように割れやすくなります。それでも、ご自身の歯ですから抜歯よりはましですが。
どうぞ、お大事になさってくださいませ。