相模原事件の犯人が言う 「 ヒットラー思想 」 は、「 般若の入れ墨 」 と同じで、自分の弱さ、みじめさ、不安感、ストレス・・・・・・を隠すための道具に過ぎなかったのではないか。
この二つは昔ながらの 「 型 」 だが、それだけに強力だ。「 型 」 に自分自身が食われてしまった。その結果が、あの大量殺人ではなかったか。
襲撃された施設が地域のシンボル的存在で、犯人は地元の人間だという点も気になる。「 障害者云々 」 という主張は ( 無意識的な ) 偽装で、彼が本当にやりたかったのは、自分が生まれ育った故郷を破壊することだったのではないか。
そうすることによって、彼は 「 新たな生 」 を手に入れようとしたのかもしれない。