今日はホンマは京都(市内)に行ってる予定やったのが、昨夜に先方のご近所(町会)に
御不幸があったということでお世話をせんとアカンそうで延期になりました。
やはり古くからの町はそういうお付き合いも昔ながらに残っているようですね。
最近は田舎でも家族葬とか斎場(焼き場)葬なんかの簡素化した葬儀や、業者に委託しての
葬祭場(メモリアルホールなど)葬が主流で、故人のお宅から送り出してあげることなどは
激減しましたね。
延期になって良かったことが一つ、天候が大荒れになったこと。
今年になって台風は22号まで発生していてそのうちのいくつかが接近したり上陸したり
しましたが、それらの影響よりも今日の暴風雨はダントツで凄かったです。
近鉄電車の運行に影響は無いものの6Kmほど西にある葛城ロープウェイは止まったりしてました。
JRも京都の嵯峨野線や滋賀の琵琶湖線・湖西線、和歌山のきのくに線などで遅れが出ていました。
なんぼ打ち合わせで電車で行くにしていても、あの雨風は勘弁して欲しいので助かりました。
予定通りやったら、時代祭と鞍馬の火祭から一夜明けて静寂を取り戻した京都の話題でもと
思うてましてんけど、行ってへんので書きようもありませんわな。 (^.^)
せやよって予定変更での日記になりました。
ひょんなことから僕が散華を集めていることを知っている方から奈良・西の京の
薬師寺さんの散華をもらいました。
右から 牡丹 斑入椿 白梅 +1 の図柄です。
下はその包み紙で折り目が付いています。
薬師寺さんは南都七大寺のひとつに数えられ、興福寺とともに法相宗の大本山。
1998年(平成10年)に古都奈良の文化財の一部として、世界遺産に登録されたお寺で、
昭和の人には故:高田好胤(たかだこういん)管長の面白い講話などで知られています。
元々は飛鳥時代に今の橿原市城殿町に建てられて、平城遷都に伴って霊亀2年(716年)に
現在の場所に移されたとされています。
もうちょっとで1300年になるお寺ですね。
ご存知かどうか分かりませんが、古代の国策で建てられた奈良のお寺には檀家がないのです。
だからお墓がある寺は少ないんです。
それとね、多くのお寺は土足で回ります。 もちろんお堂に上がる時は靴を脱ぎます。
でも修学旅行などで訪れられた方は東大寺大仏殿で靴を脱がれた記憶はないはずです。
京都のお寺はほとんどが靴を脱いで拝観料を払って巡りますよね。
このあたりが仏教文化の奈良と京都の違いなんだなぁとしみじみ感じます。
伽藍も飛鳥の薬師寺を再現されるよう努力がなされたようですが
現在の平城薬師寺の方が規模が大きくなっているので全体的に膨らんで
特に中門の規模が拡大され、回廊も幅が広げられています。
すぐ北に位置する唐招提寺とは伽藍様式も大きく異なるのが面白いです。
今日のこの雨の後はまた秋の観光で賑やかになることと思います。