23日の勤労感謝の日は和の響きとして筝・三弦・尺八の各派合同 三曲演奏会に伺いました。
今日は敢えて倭の調べというべく雅楽の演奏会に誘っていただきました。
場所は去年と同じ国立文楽劇場
でも、ここから先は撮影・録音禁止です。
演奏曲目は右のサムネイル画像をクリックして拡大してご覧てただくとして
大陸・中国からと朝鮮半島からの伝来の楽器や曲を平安時代に既に日本風に
アレンジが加えられていたというから素晴らしい。
毎回いろんな感動があるのですが、今日の感動は手拍子という楽器。
2枚の丸い銅または鉄製の直径20cmぐらいの小型のシンバルのような楽器で
手平(てびら)がね、銅拍子、どうびょうし、チャッパ、合調子(あいちょうし)などとよばれます。
もちろんいつものように定番の龍笛、高麗笛、神楽笛、笙、篳篥などの管楽器や楽琵琶
(がくびわ)・楽箏(がくそう)・和琴(わごん)の絃(弦)楽器も太鼓(たいこ)・鞨鼓(かっこ)・
鉦鼓(しょうこ)の音色も良かったのですが、この手拍子の叩いた時のチョワァーンという
音の後に擦りあわせるように響く微振動がとても心地よく耳に残りました。
なにわ神楽の花湯という演目は屋内の湯立て神事で、お湯の代わりに細かく切った色紙を
釜に盛って、笹束で挟んで撒き散らす、その華やかさが見どころというもの。
画像は解説パンフから拝借しましたけれど、見事に色紙は舞って美しかったです。
舞楽も平安貴族の気分にも源頼朝や織田信長の気分にもなった感じでとても楽しく見せて
もらいました。
雅な1日になりました。