くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

それぞれの離脱

2015年12月07日 23時20分10秒 | 宇宙

2003年5月に打ち上げられた日本の小惑星探査機「はやぶさ」は、技術的なトラブルを抱え
ながらも2010年6月に地球に帰還しました。
その時のニュースは覚えておられるでしょうか?
「はやぶさ」は世界で初めて小惑星(イトカワ)からその表面物質を持ち帰ること(サンプルリタ
ーン)に成功したのです。
この「はやぶさ」に続く計画として、「はやぶさ2」プロジェクトが進行しています。新たな挑戦が
すでに始まっています。

「はやぶさ2」は12月3日に地球周回軌道からスィングバイ(惑星の重力を使って衛星を加速
する方法)で振り子の糸を切ったように宇宙へ飛び出して行きました。

「はやぶさ2」は2014年12月3日に打ち上げられました。2018年に小惑星に到着し、
2020年に地球に帰還する予定です。

 

そして昨日の日記の最後に少し書き込んだ日本の金星探査機「あかつき」。
5年前の平成22年5月に打ち上げられた「あかつき」は当初、その年の12月に金星を
回る軌道に入る予定でしたが、メインエンジンが噴射中に壊れ、当時の計画は失敗しました。

「あかつき」はその後、本来の目的から外れて、太陽の周りを回っていましたが、7日午前、
残された姿勢制御用の小型のエンジンを使って金星を回る軌道に入ることに再挑戦する
ことになりました。

JAXAは午前8時51分から20分余り「あかつき」の小型のエンジンを進行方向に向かって
噴射させ、スピードを落として金星を回る軌道に入れることにチャレンジしました。

探査機から送信されたデータの解析結果により、姿勢制御用エンジンの噴射が計画通り、約20分間行われたことが確認できました。
軌道の推定に2日程かかるため、金星周回軌道 への投入結果は12月9日(水)18時から
記者説明会で発表される予定です。

いつも言っていますが僕達には直接は何の関係もありませんし、生きている間に人類が
他に生活のできる天体を見つけたり、46億年もの昔にこの太陽系が形成された神秘が
解明でき切るとは思いません。

でも、一歩でも近づこうと研究努力されていることにエールを送り続けたいと思っています。