
私の地元の平和を守る岡田の会のスタンディング。不安定な天候が続いています。スタンディングをしている間は雨が止んでくれました。

夕方は、安保法制の撤回を求める信州大学人の会第5回シンポジウム。
「安全保障環境の変化」と新安保法制と題して、美甘信吾信州大学経済学部教授(国際政治学)から「グローバル社会と安保法制 アメリカとアジアを中心に」お話がありました。
国際政治学ということにあまりなじみがないので、自分でキイワードなると思った言葉を羅列してみます。
政治学:「価値」や「利害」の対立から生じる問題に関する研究、合意形成のルールをどう創るか
現実主義(リアリズム)の台頭 「国益」「国家」中心の分析「権力政治」「力の均衡」「抑止」による平和維持<軍事力を背景とする>
自民党の安全保障政策 中国の軍事力の増強、北朝鮮の核使用を含む挑発、テロの脅威に対して、アメリカを中心とする同盟国との関係強化(軍事協力の強化)で対応という古典的なリアリズムの国際政治秩序に立脚し単純で明快な考え方
これに対してリベラリズムからの批判
軍事力(核兵器)の脅威を前提とした軍事力の均衡が平和と言えるのか
軍事大国が最も「安全」か
国内政治と国際政治は切り離せないグローバルな社会の存在 国家間の協力は常に不合理ではない
結びにかえて
・アメリカを中心に大国間の平和秩序維持(武力行使を避ける):変化なし
・中国の軍事力強化(近代化)や北朝鮮の動向に注視は必要だが、平和秩序維持に対する挑戦ではない
・地域紛争の抑止、予防は困難:紛争の継続
・テロの脅威は存続
・国際社会(国連)の平和構築活動(難民支援や開発援助も含む)には貢献が求められる
・「平和憲法・平和主義」「日米安全保障条約体制」:アメリカの政策を支持し協力
・自民党安倍政権の解釈変更による集団的自衛権の容認(前も)
・集団的自衛権の発動要件を厳格に適用すると個別的自衛権と同じ
・緊急を要する事態かは疑問:専門家の意見も尊重し、国民の理解を前提に
・日本の平和のためには中国と韓国をはじめとする近隣諸国との関係改善が最重要
・何が変わったか:軍事(情報)技術の変化
・平時からの防衛情報の共有:地理的な優位性
・「情報」アメリカが攻撃に使う可能性:日本の領域から遠く離れている可能性
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