リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ネズミ捕り(1)

2021年06月06日 16時43分30秒 | 日々のこと
ネズミ捕りと言えば、クルマで道を走っているときには要注意ですが、実際に捕まるのはネズミではなく我々ドライバーです。昔は各家庭では本物のネズミを捕まえていました。ネズミの天敵は猫ですが、アメリカのシカゴでネズミが増えすぎて困っているので猫を放ったそうですが、効果は如何ほどなんでしょう。

子供の頃猫を飼っていたことがありました。猫がネズミを食べるというのは話には聞いていましたが、ホントにウチの猫(クロといいました)がネズミを追いかけて食べるのかは疑問に思っていました。しかし裏の庭でクロがネズミを尻尾から加えているのを実際に見て、「おまえってなかなかすごいヤツやなぁ」なんて感動したことがありました。

ウチのボロ家の天井からはときどきネズミが運動会をしているかのように走り回っている音が聞えていました。とにかく数は多かったようで、クロの餌になるでけでなく、縁の下に住んでいる蛇も餌にしていたようです。縁の下にはニシキヘビが住んでいて、たまに家の中に入り階段にとぐろを巻いていることもありました。

増えすぎるネズミには猫と蛇の餌になることで個体数が減り、さらに人間も積極的にネズミ捕りを仕掛けて数を減らすことにより、ネズミの個体数が急増するというシカゴみたいな事態にはなっていなかったわけです。もっとも人間が捕る数は知れていましたので、猫と蛇が頑張っていたのかも知れません。