スイスのバーゼル・スコラ・カントルムはとてもインターナショナルな学校で、学生の出身を見るとスイスのドイツ語圏にありながら地の人の方が少ない感じでした。私が在籍していたホプキンソン・スミスのクラスもスイス人は一人だけでそれも地元のドイツ語圏ではなくフランス語圏出身でした。
他のクラスも同様でしたが、そんな中にポーランド人のアグネスという人がいました。本当はアグネシュツカみたいな名前らしいですが、言いにくいので本人はアグネスでいいと言っていました。彼女は中世ルネッサンスの声楽が専攻で、クラウフォード・ヤングのクラスでよく伴奏をさせてもらいました。
ロシアのウクライナ侵略でポーランドに沢山の避難民が押し寄せています。今のところロシアがポーランドに攻め入ることはないみたいですが、何かのはずみであり得ないことではないと思います。今アグネスはもうポーランドに帰っているのでしょうか。それともそのままスイスにいるのか。気がかりです。
私よりは大分前にスコラで勉強していた人でエロ・パルビアイネンという人がいます。彼はBWV1025のチェンバロパートがヴァイスのソナタ46番と同一であることを発見したことで知られていますが、彼はフィンランド出身です。80年代の終わり頃、イタリアのウルビーノというところで開催された古楽セミナーでご一緒させていただき、いろいろお話をしたことを覚えています。その頃はまだスコラの学生で、その少しあとにその「大発見」をしました。
彼はその後フィンランドに帰り地元のアンサンブルやソロなどで活躍していますが、ロシアに隣接するフィンランドも今微妙な立ち位置にあります。20世紀初めからロシアの脅威にさらされていた同国ですが、現在の中立政策を捨ててNATOに加入しようとする動きがあるようです。ウクライナの状況を見ているとロシアとの長い国境線がある同国は本当に厳しい状況に置かれていると思います。エロがリュートを捨てて銃を取るということは年齢的にもないとは思いますが、ポーランドがNATOに加入する前にロシアが先手を打ってポーランドを攻撃するかも知れません。アグネス同様、エロのことも気がかりです。
他のクラスも同様でしたが、そんな中にポーランド人のアグネスという人がいました。本当はアグネシュツカみたいな名前らしいですが、言いにくいので本人はアグネスでいいと言っていました。彼女は中世ルネッサンスの声楽が専攻で、クラウフォード・ヤングのクラスでよく伴奏をさせてもらいました。
ロシアのウクライナ侵略でポーランドに沢山の避難民が押し寄せています。今のところロシアがポーランドに攻め入ることはないみたいですが、何かのはずみであり得ないことではないと思います。今アグネスはもうポーランドに帰っているのでしょうか。それともそのままスイスにいるのか。気がかりです。
私よりは大分前にスコラで勉強していた人でエロ・パルビアイネンという人がいます。彼はBWV1025のチェンバロパートがヴァイスのソナタ46番と同一であることを発見したことで知られていますが、彼はフィンランド出身です。80年代の終わり頃、イタリアのウルビーノというところで開催された古楽セミナーでご一緒させていただき、いろいろお話をしたことを覚えています。その頃はまだスコラの学生で、その少しあとにその「大発見」をしました。
彼はその後フィンランドに帰り地元のアンサンブルやソロなどで活躍していますが、ロシアに隣接するフィンランドも今微妙な立ち位置にあります。20世紀初めからロシアの脅威にさらされていた同国ですが、現在の中立政策を捨ててNATOに加入しようとする動きがあるようです。ウクライナの状況を見ているとロシアとの長い国境線がある同国は本当に厳しい状況に置かれていると思います。エロがリュートを捨てて銃を取るということは年齢的にもないとは思いますが、ポーランドがNATOに加入する前にロシアが先手を打ってポーランドを攻撃するかも知れません。アグネス同様、エロのことも気がかりです。