リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

拍手とブラボー入りのアルバム

2022年08月27日 12時46分27秒 | 音楽系
アマゾンプライム会員特典で吉松隆の交響曲第6番を聴いてみましたが、ライブ録音なので曲の終りに拍手が入っていました。

録音で拍手が入っているのはいけません。録音したものを1回だけしか聴かないのならいいでしょうが、普通は何度も聴くでしょうからそのたびに曲が終わったら拍手を聞くのはとても耳障りです。

さらにこの会場にはブラボーおじさんがいましたので、曲がおわると・・・

ブラボーおじさん

こんな感じです。「ブラボー」は迷惑なことに必ず拍手が沸き起こる直前に言うのがワザみたいです。この曲は最後がそれほど大きくない音だったのでこれくらいですが、同アルバムに収められているマリンバ協奏曲だと盛大に終わっているので「ブラボー」もより盛大になり参加者も増えています。単純な人たちです。

以前当ブログでも取り上げましたが、先日赤穂市でフランソワ・グザヴィエ・ロト指揮のキュルツェニヒ・オーケストラ・ケルンを聴いたときもブラボーおじさんはいました。こちらはライブなので「ブラボー」を聞くのはそのときだけです。

このアルバムを聴くと曲が終わったあとにいつも「ブラボー」の蛮声と拍手を聞かなくてはなりません。ライブレコーディングをするときは曲が終わって数秒経ってから拍手するように事前にアナウンスしてはどうでしょうか。もちろんブラボーおじさんには黙ってもらいます。

最近は経費の節減のためにスタジオとか無観客の会場で録音することがずいぶん減って来たように感じます。ライブレコーディングであっても編集をして世に出すわけですから、ブラボーおじさんの蛮声とか拍手を録音するような無神経なことは止めてもらいたいものです。