リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

オーガニック・サウンド

2022年10月16日 09時53分31秒 | 音楽系
ユーミンがデビュー50周年のセレクト・アルバムを出しましたが、5年前には45周年、さらにその5年前には40周年アルバムを出しています。5年おきに出しているわけですが、さすがの多作家のユーミンであっても同じような構成になってしまうのではと思いました。

気になったのでアマゾンを覗いてみましたが、40周年、45周年と共通する曲が沢山入っています。ただよく見てみると全ての曲に2022年リミックスとあります。そう、単に選んで集めただけではないのです。リミックスして音場、楽器のバランス、イコライジングなど曲の雰囲気をがらりと変えることができます。さらに今回は、エレクトリックなパーカッションを「オーガニックなサウンド」に入れ替えたのもあるとのこと。

ちょうどアマゾンのポイントがあったので購入して聴いてみましたが、「リフレインが叫んでいる」なんかはおっしゃるとおりスネアのサウンドを入れ替え「オーガニック」になっていました。「青春のリグレット」ではサビのコーラスがバックの音を少し出すことによってよりハーモニックになっていました。全曲に渡って初出版とは異なるサウンドが楽しめます。

それにしてもオーガニック・サウンドってうまく言ったものです。リュート音楽なんてオーガニックそのものですけどね。