リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

小ネタ

2022年10月19日 16時31分15秒 | 日々のこと
最近はいろいろうるさく突っ込んでくる人が多いのでものの言い方には気をつけないといけません。ちょっとメンドクサイ世の中になってきたものです。

でもものの言い方ひとつでで突っ込みが少なくなるあるいはつっこまれなくなるものです。そういう言い方をひとつ見つけました。

ある楽器を手にして、
A「いやーこの楽器はすばらしい!買う価値があるよ」
B「でも価値観の相違ってのがあるからねぇ。そう思わない人もいるんじゃない?」

なんて会話があったとします。Aさんが自信たっぷりに推した楽器にBさんが突っ込みやんわりそれを否定します。でももしAさんが「価値」ということばのかわりに「ねうち」ということばを使ったらどうでしょう。多分Bさんは突っ込めないと思います。

それは価値ということばは、価値→価値観→価値観の相違という連なる語句があるからで、「ねうち」(和語ですね)にはそういった一連の語句はありません。一度何かの機会にこの言い回しを使って見たらどうでしょうか。え?使ったことがあったけどやっぱり突っ込まれた?うーむ、まぁそうかも知れません。