埼玉県八潮市で起こった道路陥没事故はその後近くで新たな陥没が起こり未だ危険な状態です。トラックの運転手も穴に閉じ込められたままです。
近くのエリアでは電話回線やネットが繋がらなくなったり、陥没交差点近くのお店なんかも開店休業でしょう。ヘリからの映像では名古屋地方にもたくさんお店がある和食チェーン店が映っていました。
専門家の話では道路下のインフラは多くが40年くらい前の高度成長期に作られたものなので、現在においてはいつどこにでも同じような事故が起こっても不思議ではないといいます。
かなり前からインフラ設備の老朽化の問題は指摘されてきましたがもう待ったなしです。非破壊で地面の下を検査できる技術もあるそうですからそういった技術を駆使して早急に国土強靱化、安定化を進めていかないと近い将来大変なことになってしまいます。下手したら「楽しい日本」どころではなくなります。
たしか数年前に九州の福岡でも同様な陥没事故がありました。懸命な救出の中、頑張ってほしいと祈りたいです。
それにしても日本は、少子化高齢化でそもそも建設業の廃業も多く、若手も参入しない3K職場などといわれて敬遠されてるようです。
重大な懸念だと思いますね。建設業は日本の基幹産業であり、この業界に参加する人間の減少は、即、生活に困る事態に直結する問題です。朝起きて、顔を洗う、水道を使う、ガスを使う、地中のインフラを使う、ここが劣化、破断、損傷されれば生活もできません。
これから日本は地震の脅威、自然災害の影響やインフラの維持更新で、耐規模な修繕、更新時代を迎えます。そんな渦中で、建設労働者の不足は甚大です。もちろん、総合技術検討、設計、積算のできる土木技術者も必須でしょう。
今回の埼玉の陥没事故の報道を見るにつけ、日本の抱える問題、課題を思わざるを得ませんでした。
日本はこんな小さな弧状列島なのに、なぜ、大災害では時間ばかりかかるのか、なぜ人材、機材、即応できる体制が進まないのか、なぜ、復旧から1年も2年もかかるのか、なぜ道路、空路、航路を開拓してでも迅速な物資輸送網ができないのか、なぜ建設工作部隊がすぐに創設、指揮できないのか・・・、
官庁を防災庁とか、役所、役職ばかり作りたがり、指揮権を持つ司令塔がバラつくのか、政治にも、国の役割の在り様にも、人材にも、回せる国家予算にも、様々な課題問題を抱えていると思います。これからどうなっていくのか、日本、心配ですね。
> 同感です。... への返信
今回の事故は予測ができずさらに運の悪いことに非常に復旧困難な事故となってしまいました。でも以前から指摘されていたことで全国的にもっと早く手を打っておくべきでした。今回国が同様の大陥没の可能性がある自治体に調査指令を出しましたが、その中で今改善進行中というところはありませんでした。これを機に早急に点検、補修をやるべきですね。