過疎地とは。

2006年12月10日 | 日々のこと
金曜日、カレンダーをお届けに生まれ故郷に行きました。といっても新幹線佐久平駅から、車で15分会社から10分の群馬との山境の戸数100戸位の集落です。ここで10歳まで暮らした懐かしい故郷です。

ここ何年間の間に人が住まなくなった住宅が増えました。若夫婦は殆ど里におりているか、都会に出たままです。

私が子供の頃からの住いをアルミのサッシを入替えて暮らしています。
ここ何年も新築するという話も聞きませんでしたが、2,3建っていてほっとしました。

どこの玄関を開けても暖かさはありません。スカーフでほおかぶりをしたおばあちゃんがでてきてくれます。

20数件お届けする間、車にも人にもあいませんでした。入学する子供が一人二人ときいたのが少し前でしたが、とても寂しくなってしまいました。

この春、「ねびろ」が欲しくて昔、昔の記憶をたよりに故郷の野山を駆け回りました。その時野良にでているのが、老人ばかりなのが気になりました。
まだ高原野菜の産地なのでまだ畑は荒廃していませんでしたが、たんぼを作っているのは一人だけでした。高冷地でお米がおいしくないので里でつくっているのだそうです。

その時高速道路の関連でできた道路がコンクリートの間から雑草がはえているのを見て、過疎とその過疎を見据えたお金の使い方も必要ではないかと感じました。

                          依田 美恵子
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