食糧自給率ご存知ですか。

2007年08月17日 | 日々のこと
お盆休みも夫が平常勤務なので定時起床、NHKの朝のビジネス展望で「内橋克人さん」の話を聴く。ふるさとに帰省した皆さんにふるさとの農業の現実をみてきてほしいとの事。ふーんなるほどね。

 数値は3日たったら忘れてしまったが、農業だけで生計をたてている人の数も30数万人程度、それもこ5年の間に5%位減少。兼業農家も300万人台、その内70歳が半分、60歳以上で言うならば75%を占めているとのこと。あと5年したら・・・・。

 日本の食糧自給率はカロリーベースで40%だ、6割は輸入にたよっている。アメリカ、フランスは100%を越えている。どんなにか危険な状態になっているか認識してほしいと思う。

 幼馴染の大工さんが見えた時、お父さんがなくなった後田んぼはどうしているのと尋ねた。2年は見よう見まねで耕作したが、所詮は「おてんこ(お手伝い)は出来ても、本百姓はできない」ことに気がついて、今は荒らしてあるとのこと。

 我が家でも父が来年は全部委託しょうか、と言い出した。私たちはその「おてんこ」さえもしていない。田植えと稲刈や脱穀の手伝い位だ。その急所は何も知らない。幼馴染の話が妙に胸に落ちていたので、父の言葉に納得した。たとえ夫と私が退職したからといって、次の日からできる訳がないということだ。

 お米が無くなったあの日も過去に近い。だが、田舎で農業の現場を見ていると、たとえこの後人口が減少したとしても、食の確保ということが問題になる日は遠くない未来にあると思う。

 時は終戦記念日。かって石油も輸入していたのに、戦争に突入したこともあるわが国である。なんでもありと思っていたほうがいい。

 内橋克人さんの話はまことに腑におちる話であった。

                      美恵子
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