「お宝拝見」来る。

2007年08月22日 | 日々のこと
 「武田信玄にまつわるお宝拝見」を夫が企画したのはこの春のことだった。人気番組だけになかなか困難のようだったが、ようやく収録が12月9日に決まったらしい。この時期では当然武田信玄は消えた。

 放映されるのは幾つもないが、当日は100人位の出場者が必要とのことで、この頃は会う人ごとに出場を呼びかけているようだ。

 すばらしいお宝も必要だが「3000円」クラスも必要で、我が家の食卓は人数あわせ要員のための話題に余念がない。

 なにを持って出るかだ、当初武田信玄だったので、我が家に伝わる「武田信玄の24将の掛け軸」がいいと父が言いだした。これはいつの時代かの武田信玄ブームの時に大量に描かれたもので、本物は甲府の武田神社にある。本物は宝物殿の奥深くに仕舞われており展示品も模写であるが彩色されている。我が家はモノクロである。まことに3000円コースにふさわしい。

 この掛け軸、結婚前夫の家に始めて伺った時に父が出してきて鴨居にかけて見せてくれた。お互い緊張していて話題づくりに窮して持ち出したものと思っていた。 その日のことを結婚後、夫の祖父が「掛け軸の前にちゃんとお座りして見た」と話してくれた。まあそれが祖父の試験だったようで、合格点を貰って私は依田家の嫁になれたらしい。

 先日その話を思い出して、長男のお嫁さんに聞いてみた。「武田信玄の掛け軸見せて貰った?」「えー、見せて貰いました。」どうも我が家の嫁さんの試験用にこの掛け軸は存在するらしい。

 願わくはこの掛け軸を持つて出場なんてことのないことを祈るばかりだ。
皆さん秘蔵のお宝出してくださいね。お待ちしています。(夫を代弁して)

                       美恵子
 
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