チリ地震のその後・・・資源

2010年04月06日 | 信州の木材
チリ地震の影響は、津波だけではなく資源にどう影響が出てくるのだろうか、(3月5日のブログ)と危惧していた通り、ジリジリと信州の山の中にもその影響がでてきているようです。

 チリ・・・・ワイン位しか、私たちの日常で語られることはありませんでしたが、木材業界では、地震直後から「梱包材」の産地の壊滅が、日本の木材のどこに飛び火するかと噂されていました。

 杉にいくかな・・・・と楽観的希望を捨てないでいたのですが、強度から唐松がその代替となりそうな気配です。

 切捨て間伐で山に捨てられた木材を憂えていたのは、少し前のこと。今でもその現実は大きくは変わっていないはずなのですが、需要だけは大きく変化しています。

 国内で一番木材を消費しているのは、合板工場です。その合板工場がロシア材の関税の引き上げから始まって国産材にシフト。その後関税の話は大きくはあがらないことにはなりましたが、世界の資源の動きは日本の思うようには入手できません。

 そこに来て二酸化炭素削減のために、地域材の使用が奨励され補助金という後押しまででています。

 でも実際には山からの搬出は理想どおりには出ていません。

 この後くるのは、どういう事態でしょうか。価格の高騰でしょうか。品不足でしょうか。
過去幾度かの価格の高騰がありましたが、業界にとっていい結果をもたらしたことはありませんでした。

 世界の資源・・・希少金属も含めて・・・・大きく変わってきています。

 そうです紙の材料のチップもここチリから大量に日本に輸出されていたはずです。

 コンピューターはペーパーレスになるかと思っていたら、紙食いだと20年前に語った方がいましたが、誠にその通りです。・・・・現実には昨今の不況で紙の消費が減っているという話もありますけど。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


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