５月のお節句のポール立て

先日遠くのお客様から、旗竿のお問い合わせをいただきました。長さ9～10ｍで元口(根元)で直径15㎝の物と言われて・・・・・うーん、個人のお宅で使われるのでしょうか?さしでがましいことをお聞きしてしまいました。

　5月のお節句前ですから、鯉のぼりか幟旗と思ったのです。この長さで、この太さ・・・・人力で立てられません。１年だけならともかく、お子さんがもう止めてと言うまでには１０年ほどはありそうですからねえ。

　我が家も恒例の孫の鯉のぼりと幟旗のポール立てをこの土日に済ませました。みんなの都合と天気、この2つが合わない限りとてもできません。

　昨年は５０肩の夫に代わり私が組立の部分を担ったのですが、土曜日出勤した私が帰宅したら、下準備は完了していました。年に１回のこととなると、組み立て方・・・・紐の通し方ですねえ・・・忘れてしまうのですが・・無事完了のようで。

　息子の時は竹竿でしたが、父がとても心配でと、今回はポールになったのですが、さすがによくできていますが、旗の金額と同額位なのががミソですね。

　日曜日、ソフトの練習から帰った息子を待って、４本のポールと２本の竹竿が立たりました。夫の復帰で私は居てもいなくてもいいくらいでしたが、竹も乾いて軽くなったからでしょうね。

　竿は立ちましたが、飾るのはもう少し先です。なんたって揚げたり下げたりするエネルギーが大変なので。

　ほんとこんなこと「じじ・はば」でなくてはできない仕事です。そう言いつつ我が家では、一代上の「じじ・ばば」が頑張ってくれているのが・・・実情なんですが。

　お客様からポール立てのご依頼をいただくことも結構あるのですよ。特に最初はポールの基礎をコンクリートで固める必要がありますから。

　市内の志賀地区は武田信玄の時代から、旗を立てない慣習があるとか。信玄が若かり日々、この当りは凄く攻められて、その殺戮の名残なのでしょうね。男の子の存在をしらしめないためにだそうです。目と鼻の先なんですが・・・・今もそうなのか、聞いてみたいですね。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅　中島木材の家

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