真夏の恒例の布団干し祭り

2018年07月17日 | お片付け
 海の日、本日も猛暑になると天気予報は告げています。でも佐久は朝から曇りです、この時期、私は血が騒ぐ状態で、毎年恒例の「真夏の布団干し」に突入です。

 メインはお客様用です。自分の布団は干したら灼熱地獄になりますので、この時期は避けます。

 2階の物はベランダに、階下の物は庭の布団干しに大きな脚立・庭石とあらゆる物を使います。

 晴れるまでに間があったおかげで、高校野球の地元「佐久長聖高校」戦を見ることができました。甲子園に行けるかも!!

 青空になったところでフル回転です。

 階下の分は、湿気防止を兼ねて圧縮袋に入れています。これが一仕事なんですね。

 真夏の布団干しを始めて20数年でしょうか。祖父が健在の頃からでした。

 嫁の心がけです。

 急なお客様でも気持ち良く寝ていただくには、布団干しはかかせないのです。

 年寄は自分の状態がよくないから、家を片付けるとか、布団を干しているいるなんて思うかもしれません。

 それを避けるためには、布団干しを恒例化にしてしまえばいい。

 最初の頃は布団の量が今の3倍はありましたから、それはそれは重労働でした。

 階下の分を2階まで持ち上げて・・・・その頃は馬力がありました。

 洗濯機もフルに回転させてと、それはそれはよく働きました。

 今は、シーツとカバーは使った後の洗濯に変えました。5月の連休に使って、その後全部洗ったから今回はよしにしましょうとか。

 もう自分の体力と相談です。

 それでも汗で6回着替えました。

 押入れの敷紙も取り替え、スノコも日に当てました。

 圧縮袋にも入れました。スーと空気が抜けていくのは、なんだか気持ちがいいものです。

 小屋の押入れに入れてある、娘の嫁入り仕度の布団も干しました。それに付随する夏掛けも8枚もあります。

 こちらも圧縮袋に入れ、階下の押入れに移動しました。

 布団の絶対量を減らすために作った長座布団の新しいのが、まだ9枚もあります。

 日常の生活からお炬燵を無くしたので、我が家では消耗しません。こちらは息子ファミリーにでも使ってもらいましょう。

 ちょっと横になりたい時用にと言われて、特注であつらえた布団も使わないままに鎮座していました。

 こちらは社長の4番目の子のお昼寝布団にと貰ってもらいました。

 少しずつでも減らしていかねば。

 自分用のシーツや綿毛布も整理して、絶対使わないものは階下に下ろしましたら、収納ケースが3つ空きました。

 人間って生きていくにそんなに物はイラナイと思うようになりました。

 そう言いつつも、夫と私の予備の布団はあと10数年は使える程作ってあるのです・・・・布団の絶対量を減らすためにです。

 真夏の布団干し祭り、終了しました。敷紙の新聞紙の日にちを見たら、29年7月12日付けでした、昨年も3連休に同じことをしていたのでしょう。

 いつまでできるかなんですね。

 高気密高断熱の家ならば、布団干しいらないのですが、私もそんな家に住みたい!!


 その昔、信濃毎日新聞の家庭欄の「女の声」に、跡取りの嫁の苦労話が寄せられていました。

 いまや核家族化で嫁そのものが無くなっています。嫁の苦労話を見ることが無くなりました。

 最近は里帰りする嫁のイヤイヤ話が雑誌に特集される時代になりました。

 40数年迎える立場にいて思うのですが、帰省するお客様のために、布団を干して、そして帰った後、シーツやカバーの洗濯をしている嫁のいることを、気遣っている人がいるのだろうかと思うのでした。

 娘が結婚した時、夫の家に泊まったら、翌朝シーツとカバーの洗濯をしなさいと教えたことがありました。お姑さん主婦のカガミのような方でしたから、娘の申し出を断られたと言っていました。

 姑さんも嫁である娘も本当に親しくならないうちに2人共逝ってしまい、今頃天国でそんな談義をしているかもしれません。


                                           依田美恵子
       軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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