2008年11月に見たインド・・・・⑧

2019年10月15日 | 
2008.11.18のブログの転用です。

 デリーの町の渋滞を抜け、国道1号線・・・カシミールまで通じている・・・を走ります。

 今3つの工業地帯をつなぐ高速道路が建設されていて、デリーに入らなくても工業地帯に入れるようになるのだといいます。

 どちらにしてもデリーの渋滞はすざましく、道路の信号を無くして渋滞対策をしているようですが、車の増加には焼け石に水のようです。

 信号を無くしていると聞いた時は、目が点になりました。

 とても私たちには道路を渡れません。

 デリー市内では交差点の代わりにロータリーで対処しているところもありました。

 収穫されたお米を運んでいるトラックが目に付きました、インドで1番のお米の工場があると聞きました。

 そこらしき所で野積されてシートをかけただけの麻袋の山を見た時、乾期だからいいのかなー、なんて思ったりしたのですが、心配してしまいました。

 工場地帯に近づきましたが、周囲はまだ農地です。

 それぞれの工場が有刺鉄線や高い塀で囲まれ、入口には銃を持ったガードマンも見えます。

 この国も銃の所持は認められているのだそうです。

 ここで研修です。

 最初オフィスで説明を受けます、もちろん英語で・・・大丈夫です、この企業とパートナーを組んでいる日本の企業の29歳の青年が通訳してくれましたから。

 私がその内容をどこまで公表していいのか。

 だから差し障りのない範囲で。
 
 インドとデンマークと中国とフランスそして日本それぞれの会社が集約してボリューム効果を出すための会社。

 そのための工場が完成間近でした。

 作っている製品がアジアで一番、世界でも有数の生産ができる工場とは、10000坪の建坪でした。

 建物はランニングコストを減らすために、陽の光を取り込み、通風にも考慮されていました。

 2階建てと言われたが、1階部分が敢えて地下になっていて、そこは倉庫となっていました。

 倉庫も棚が一面につくられていました、この後最新式の搬送装置がつくのでしょう。

 地下利用は1階の陽の光と通風を考慮の結果なのでしょう。

 地下の水は大丈夫なのでしょうか?って思わず聞いてしまいました。

 日本のパートナー会社の社長さんもそれが気になったといいますが、周囲に水はけの設備をしているそうです。

 10000坪の工場で一部稼動が始まっていました。

 機械は中国製だったり、デンマーク製だったりします。

 中国製なら日本の5分の1の価格だそうです。
 
 日本の中古品をもってきてという中国の工場を見たことがある私の感覚からすると、世の中が大きく変ってきていることを十分に感じさせたのでした。。

 お客様(主にアメリカの)の要望を反映できる設計を含めたチームがあり、安い生産設備とデンマークの国からサポートで高い品質を保持できるのだといいます。
 
 来春にはこの工場に1500人からの人が働くそうです。
 
 オフィスで説明を受けている時に停電になりました。

 この国のインフラはまだまだです。

 工場には5000KWの能力がある自家発電の装置が備えられていました。

 日本の会社は生産委託という形で参加しています。

 それって世界中に販売することですよね。

 下請は価格の値下げの要望にこたえ続けなければならないけれど、世界の中でシェアを占めれば、自分で価格が決められるということだそうです。

 なんとすばらしいことでしょう。日本の会社の社長の英語の会話を聞きながら、まずそこから違うのよね、と思った次第です。

 うーんやっぱり孫には算数と英語か、と思ったりもしたのでした。
                              依田 美恵子
                             

       軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅・涼温な家  中島木材の家
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