すっかり秋めいてまいりました。
先日遺跡を訪ねていった帰り、私の穴場であるイグチタケがそろそろかなと覗いてみました。
まだ早かったようです。
私の穴場と言っても、きっと大勢の方が自分の穴場だと思っているでしょうね(笑)
木が大きくなったり、手が入っていなかったりで、キノコのとれる山が少なくなっているのです。
私がその穴場を見つけたのは、本当に偶然でした。
その年、絵にかいたようなキノコを、それはそれはたくさん何回も採りに行ったものです。
2011年の秋・・・・誰も採りにいかなかったから、採れただけのこと。
その後はほとんど採れていません。
そのキノコを食べるかどうか迷いました。
影響がでるまでには20年かかるという話にのり、影響が出てくる頃までは生きていないだろうということで食しました。
当然若い人たちには食べさせませんでした。
キノコ山の道端で野の花を見ていました。
道端だけは草が刈られているので、かろうじて花が咲いているのです。
吾亦紅が2株、ツリガネニンジンが1株、肩を寄せるように咲いていました。
貴重です。
見ていて、ツリガネニンジンが「ととき」だということを思い出しました。
春、若い葉をお浸しにして食べたのです。田畑の畔にいっぱいあったものでした。
それはもう60年も前のこと。
あの味が忘れられないのです。
いつしかとときを見かけなくなりました。
自分の生活も変わったからということもありますが。
構造改善事業をしたことにより、野の花が無くなりました。
40年も前でしょうか、かなり山奥のお宅に仕事で伺った時、お茶にお浸しが出てきました。
一口食べてみたら、懐かしい味で感動したのが食べたのが最後です。
もう1度食べたい物のひとつです。
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