昨日、吾亦紅のことまで書けませんでした。
信濃毎日新聞の斜面を書き写していましたら、吾亦紅を唯一の食材にしている蝶がいるのだと書かれていました。
ゴマシジミだそうです。花穂に卵を産み、幼虫は花穂を食べて成長し、4齢になると、特定のアリによって巣に運ばれ、その卵や幼虫を食べて翌年夏に羽化するのだそうです。
筆者が「いくつもの条件が重なって生まれる命の循環」と書いていましたが、誠に奇跡のようだと思いました。
今、野にこれらの花を見ることは稀です。
かえって人様のお庭で拝見することのほうが多いのです。
最近昆虫食が話題になりますね。
九州で昆虫の素揚げを自動販売機で販売し始めたという話が、ラジオから流れてきました。
そんな話を聞きながら、収穫も近くになった田んぼの畦に立ちました。
いません、イナゴが。
昆虫食時代になって、私が食べれるとしたら、イナゴだけかも。
野の花もそうですが、昆虫自体減っているのですね。
先日車を走らせていましたら、稲刈りもまもなくの田んぼに人が団体で入っていました。
団体っていっても7~8人、若い方たちです。
稲の中のシイやバカを取り除いていました。
これを取り除いておかないと、お米の中に混じってしまうのですね。
委託を受けた農業法人の皆さんなのでしょう。
数年前まで、これらの雑草がいっぱいの田んぼがありましたが、今年は少ないなと思っていました。
つまり・・・・自分で出来なくなって、田植えと稲刈りはお願いしていたけれど、雑草は自分でやらなければならないのだけど、結局できなかったということなのだと想像していました。
それが一歩進んで委託すると、先のように委託先が全部やってくれるようになったということなのでしょね。
我が家も全部委託にだして3年です。
今朝の新聞に「コメ価格、2年連続下落へ 在庫高止まり 外食需要縮小」とありました。
今、委託に出すと、わずかに地主にコメでなくお金がきます。
この調子でいくと、逆にお金を払って委託する時代の到来も近いですね。
それにしても外食が縮小しているから、おコメを食べないってどういうことなのでしょうね。
我が国のカロリーベースの食料自給率は38パーセントと、また下がりました。
この余っているお米も計算に入れてでしょうね。
小麦も油も値上がりしています。
国民一人ひとりが、ごはんを毎日1杯余計に食べたら、解消できるのではと思います。
そうでなければ、我が国の食は守られません。
世界中から物が買えるというのも、永遠ではないでしょう。
今回のコロナで私たちは、日本国が一等国と思っていたのが幻想であったことを思い知ったはずです。
食料が自給できていない国は最終的に一番切ない思いをするかもしれません。
あ~あ、やっぱり長くなってしまいました。
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