希望の光・・・・・・佐伯泰英

2023年03月18日 | 読書

雪です・・・春の雪。

2日ほど前の今の時期にしては暖かすぎる日の天気予報に雪をみました。

まさかですよね。でもこの当たり今頃降ることがあるのです。

昨日から体調を崩しているので、ベットに潜って読書です。

佐伯泰英さんの「交代寄合伊那衆異聞」シリーズは23巻なのですが、その22巻を読んでいたら、

あとがきに衝撃的なことが書かれていました。

このシリーズは、幕末の日本の歩みを数年先取りして、主人公を活躍させている物語です。

ところが現実に、幕末に活躍してきた実在人物が出てくるようになると、架空の人物との折り合いが悪くなるのだとか。

10年かけて書かれてきたこのシリーズです。

それとこの物語を書く動機が「希望の光」だったということ。

逼塞して先の見えない日本の社会に虚構の物語でもいいから。

そして27年に最後の23巻をだされ、そのあとがきにも佐伯さんの思いが記されていました。

150年前の幕末動乱期であったが、現在の世界情勢と重なる部分もあるようにみえる。

行く先が見えないと言う意味では同じだが、全世界規模で現在の方が深刻な危機的状況に陥いっていると思う、とありました。

これを書かれたのは5年前、世界はさらに混沌としてきていますものね。

学技術の進歩は人類に救いを科与えるとは思えず、反対に苦しめているように思えるのは私だけか、と。

 

読んでいて楽しい本なのです。

ついつい睡眠時間を減らしてしまい、体調を崩す原因になったのですが。

お読みいただきありがとうございました。

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コメント (4)
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