院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

フィギュアスケートの技の名称

2013-02-12 03:27:35 | マスコミ
 フィギュアスケートで浅田真央さんが一等賞を獲った。それがめでたいことなのかどうか、私はさしたる感想をもたないが、真央ちゃんがもう22歳だということに感興を覚えた。

 真央ちゃんは16歳の高校生だとばかり思っていた。今、22歳と聞いて、月日は残酷なものだと改めて思う。卓球の愛ちゃんも22歳である。天才卓球少女として、幼稚園児の愛ちゃんがテレビで紹介されていたのは、つい先だってのことだ。彼女らを通じて自らの年齢を思い知らされる。

 年齢や歳月の話が今日の本題ではない。本題はフィギュアスケートの技の名称についてである。

 日本国民で、トリプル・アクセルとトリプル・トウループとトリプル・ルッツの区別がつく人がどれだけいるのだろうか?テレビではそれらの技の名称を、あたかも国民全員が知っているかのように、アナウンサーも解説者も振る舞う。あまりに不親切ではないか?

 せめて体操競技の「伸身の宙返り2回ひねり」のように日本語で言えないのか?昔、医者同士は術語で話していたから、医者の会話は分からないものの典型とされていた。今ではそんなことはない。

 フィギュアスケートは大衆芸能である。大衆に分からないような横文字をきどって使わないでほしい。いや、英語を母国語とする人にさえ分からないだろう。大衆芸能を大衆に見せて、意味不明の解説をするというバカバカしさに、テレビ局は気が付かないのだろうか?