私が卒業した大学の経済学部の入学試験には数Ⅲがあった。数Ⅲには微分積分学が含まれる。
最新の経済学を見ると数式の羅列である。これらを理解するには微積分の知識は不可欠だ。
だが母校の経済学部からの就職先は、トップクラスの就職先はトヨタ自動車で、トヨタで彼らが微積分を駆使しているとは思えない。
普通の売買契約や生産管理をやるのなら、商学部のほうが有用なのではないか?
もっとも医学部や薬学部の入学試験にも数Ⅲがあった。だが、いまだかって仕事に微積分を使ったことはなかった。何かの役に立った記憶はない。
われわれにとっての微積分学は、教養として存在価値があるのだろうか?教養とは何だろうか?
作家の曽野綾子さんが「昔習った2次関数は生涯で何の役にも立たなかった」と言ったのに対して、ある数学者が「曽野さんの論理的な思考に役立っているはずだ」と反論していた。私は数学者の論に賛成である。
最新の経済学を見ると数式の羅列である。これらを理解するには微積分の知識は不可欠だ。
だが母校の経済学部からの就職先は、トップクラスの就職先はトヨタ自動車で、トヨタで彼らが微積分を駆使しているとは思えない。
普通の売買契約や生産管理をやるのなら、商学部のほうが有用なのではないか?
もっとも医学部や薬学部の入学試験にも数Ⅲがあった。だが、いまだかって仕事に微積分を使ったことはなかった。何かの役に立った記憶はない。
われわれにとっての微積分学は、教養として存在価値があるのだろうか?教養とは何だろうか?
作家の曽野綾子さんが「昔習った2次関数は生涯で何の役にも立たなかった」と言ったのに対して、ある数学者が「曽野さんの論理的な思考に役立っているはずだ」と反論していた。私は数学者の論に賛成である。