トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

デジタルテスターキットを作る

2008-06-29 16:10:36 | 家電修理

Img_4689_rImg_4686_r Img_4687_r 今まで使っていた秋月製デジタルテスターが、とうとう壊れてしまった。表示値がでたらめなので、何度か分解して接点部の清掃などをしたが駄目だった。

そこで、イーエレで販売している安価な(完成品の方が安いが)デジタルテスターキット DT-830B 880円(税込)を購入して 組み立てることにした。

製作説明書は添付されず、ネット上で公開されているので、これをプリントアウト。

部品は厚紙に印刷された部品リストに差し込んであり親切なのだが、表示とずれていて、回路図とも合わないので、途中、イーエレに電話して確認した。そして何とか完成なのだが、表示がおかしい(7SEGがありえない表示をする)ので、液晶と接続している導電ゴム状のコネクタ、基板側パターン、液晶パネル透明電極をもう1度プラモデル用シンナーで清掃して組み直したらOKになった。

後は、ダイヤルスイッチの部分で小さな圧縮ばねとボールを使っているので紛失しないように。

調整は100mVの電圧で同じ値になる様に内部の半固定抵抗器を廻すことと、10A測定用銅線を半田で調整するというものです。どちらも基準になる計測器が必要であるが、手持ちにはデジタルパネルメータしかないので、大体のところに調整した。

結構、簡単そうで部品点数が多いので時間がかかった(2時間位)。

イーエレに完成のメールをしたら「もともとキット用に設計されたものではないので、組立はけっこうむづかしかったと思います」とメッセージが届いた。時間を掛ければ初心者でも可能かとは思いますが。

今まで使用していたオートレンジと違い、アナログテスタをメーターだけデジタルにしたような使用感なので、好き嫌いあると思います。でも、hfeも測定出来るので、その点は便利ではある。

秋月で、これの完成品M-830B(色はオレンジ)が600円で販売されているので、割高では有るのですが、純粋に組み立てを楽しみたいとか構造を知りたいという方には価値があるかも知れません。

  おもちゃ病院の先輩からメッセージがありました(私もそう思いました)。

hfe測定の8P-ICソケットで、ヤワなリード接点が上部まで届いておらず短足TRは使えません。これをちゃんとしたメーカ品に替えればOKです。とのことです。

Img_4699_rImg_4698_r6/5交換することに。使用したのはシングルインラインソケットで、高さが足りないので2段重ねにして見ました。最初は現行のソケットで、ドリルでモールドを座繰って、ピンのみ交換したのですが、ピンが見えないとトランジスタが差込み出来ず、2ピンずつカットして4方向に実装、半田付けするようにした。見た目悪いですが、我慢しよう。

2009/4/14 このテスターについての操作方法を知りたいと初心者からのコメントが有りましたので、マニュアルを作成してみました。参照下さい。

「DIGI-TESTER-MANUAL.xls」をダウンロード

コメント (3)
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2008/06パソコン相談室・おもちゃ引渡し

2008-06-29 14:12:37 | おもちゃ病院

Img_4679_r Img_4680_r Img_4681_r 今日は2件の依頼があった。

1.センターボランティアの方から一太郎をインストールして欲しいということで、同じボランティアの佐原さんにお願いしてインストールしてもらった。VISTA対応の大型ノートブックで、ファイルが大きいので時間は掛かったが無事動作した。あと、パソコン内の画像をCD-RWにコピーしたのだが、書き込まれていないとのこと。XPからは、一旦、CD/DVDドライブにコピーアンドペーストしても、書き込み処理をしないと、書き込まれない様になっている。多分、この操作をしてなかったのだろう。これも、佐原さんにコピーしてもらった。

2.最近、メールを送受信出来なくなったということで、デスクトップの本体を持って来てもらった。メール設定(ツール<アカウント)を調べると、アカウント名を変更してしまったらしい。というのは、ユーザー情報の名前(メール送信したとき相手に表示される名前)を変更したかったので、こちらを変更してしまった様だ。ユーザー情報の名前はどの様に変更しても問題内が、アカウント名を変更すると、サーバーで認識出来ずエラーとなる。

また、本人は就職活動のため、ホームページの作り方を勉強したいとのこと。これはちょっと手に負えないので勉強の仕方をアドバイス、センターでの講座も予定されている旨、お知らせした。

おもちゃ引渡し

修理不能も含め、全て完了したため、持ち込んで引渡しを行った。全員が引き取りに見え、喜んで帰っていった。これが何より励みになる。

予定外だが修理依頼も2件あった。

Img_4691_r くまのプーさんぬいぐるみで太鼓をたたいてホイッスルを鳴らすというもの。全然動かないという症状。電池ボックスの接点を磨いただけでは動作しないので、ぬいぐるみを剥がそうとしたのだが、これが大変そうなので、取り敢えずスイッチの見える部分まで剥がし、接点復活王を何回か塗布したら動作するようになった。この手の(メーカーの)ぬいぐるみはだいぶモーター負荷が大きいので、電池が消耗してくると、途端に動きが鈍くなる。少し様子を見てみよう。

Img_4690_r あとは、これに使用されていた単3電池が、がたがたなので調べて見ると、長さが他のと比べ短い。50.5mmに対し50mmだった。差が0.5mmとはいえ、結構接触に影響しそうだ。

規格を調べてみたらMAX:50.5mm、MIN:49.0mmとあり、差が1.5mmもあることが判った。大体MAX寸法で作られているようだ。

Img_4682_r Img_4683_r もう1点はおもちゃでは無いのだが、以前修理したラジカセの同じ再生ボタン部分がまた折れてしまった。どうしても力のかかる部分で弱いので、りん青銅板で囲んで、更に銅線を捲きつけて接着した。

これでも、何回か使っていると判らない。そのときは心棒を入れるなどの補強しないと駄目かもしれない。

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