Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

中山康樹『ビートルズの謎』(講談社現代新書)

2009年11月15日 | 
 マニアックな新書を買って読んでしまいました。すべては那覇にジュンク堂ができたせいです!しかし、マニアはこういう本を読み始めると、一気に読まないと気がすみません。それにしてもビートルズ研究はどうして、次から次へと新証言とか、証人が登場するんでしょう。
 私がこの本の中で最も興味を惹いたのは「第2章 シタールはどこからやってきたのか」であり、正直、他の章は見ないで買いました。もちろんシタールについてはいろいろ新しい情報もありましたし、それなりに勉強になりました。
 ただ、他の章も読んでしまったので、「こういう裏話は知らない方がよかったよな」という後悔も少しあります。知らないままでいることが幸せってこと、世の中にはたくさんあるわけだし、ビートルズ神話も私にはそれでよかったのかもしれません。でも買ったことも、読んだことも私の意志でしたから。
 ところで、なぜここまで帯を巨大にしなくちゃならないんでしょうね。パジャマのズボンのゴムが、胸のあたりまで来ているようにみえるじゃないですか。私は、新書のこの手の帯は嫌いです。ちなみに私は帯で買ったわけじゃありません。これは棚差しの本でした。別に弁明する必要もありませんが……。