Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

キジムナーフェスタ2010に出演します

2010年06月18日 | キジムナーフェスタ2010
 一年ぶりにキジムナーフェスタ2010に出演します。今回はバリ島のトペン劇で、演目は「ドゥコット魔王の物語」。実は、この物語は、1982年に来日したダルマ・サンティ舞踊が上演した演目で、いつか沖縄でも上演したいと思っていたのでした。18年前のダルマ・サンティのときもそうでしたが演者は5名で、今回は3名がバリから来日、一人は東京、そして一人は沖縄です。5名で行うので、トペン・パンチャ(5人によるトペン)です。全体構成などは、バリ側と話あっていますが、詳細部分は来週、インドネシアでつめていく予定です。
 ガムラン演奏は沖縄県立芸術大学の「クンバン・マス」。練習は佳境に入っています。私がインドネシアから帰ると、また新しいレパートリーが増える可能性もありますね(みんな、嫌がるだろうなあ)。演劇の音楽というのは、器楽だけの曲とは違って派手さはありませんが、舞台で役者との一体感を感じることができます。多くの場合、役者はアドリブを多用するため、常に緊張感があり、それがたまりません。きっと、私はバリで、ワヤンのグンデルの演奏と長くかかわってきたからでしょう。
 何人かの友人たちが東京から見に来てくれます。東京のように新しくて、派手なことはなかなかできませんが、私たちの古風で、地道な活動をみてもらえるのはうれしいものです。大きなテントで、バリのバレ・バンジャールで見るような舞台です。もちろん、沖縄からもたくさんの皆さんにいらしていただきたいと思います。
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