Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

PKBでのワヤン公演

2010年07月13日 | バリ
 豪雨で天井が壊れてしまったバリ芸術祭の話を書いたのは、もう一週間以上前のことですが、今日はその続きです。会場は急遽、美術館のアーチ型の階段の下と決まり、スクリーンやライトの設置です。なんせ、バリでは初めての試みですから、興味津々のバリ人が準備中にも集まってきます。「こいつら何やってんの?」という感じて眺めながら通り過ぎていきます。
 「どうせ壊れた会場の屋根の竹はもう使わないからね」と、勝手に竹を引っ張ってきて、鋸で切り、スクリーンをかける土台をバリの人々が作ってくれました。それにしても本当に器用なこと。もう感服いたしました。
 写真は公演の30分くらい前でしょうか?ドームの中に光が反射して幻想的でした。私はこのドームの中のスクリーンの前に座って演じていましたから影は見えませんでしたけれど、どんな風に写ったのでしょうね。影だけでなくて、バリの人々の心の中にはどのように写ったのかしらと思ったりしています。8月10日に東京で再演します。東京公演にいらっしゃる皆さんの目にはどのように写るのでしょう……。