Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ガムラン・アンクルン

2010年11月04日 | 大学

 大学のバリ・ガムランの授業では、ガムラン・アンクルンを教えています。大学にはゴング・クビャルもあるのですが、音楽学部のキャンパスには置かれていないのです。アンクルンの授業は昨年の秋からですから、長い学生で1年、今年度から単位をとっている学生はまだ半年。それでもどの学生もだいぶ演奏できるようになりました。バリと同様に、授業でも全く楽譜は使いません。完全な口頭伝承。一回でも授業を休むとたいへんなことになるわけですね。
 今回、授業で勉強している学生達がはじめて芸術祭の場を借りて、人前で演奏をしました。全部で2曲。アンクルンの器楽曲とバリスです。レヨン4人とガンサ、ジェゴガンはほとんど学生で、サークルからも助っ人を何人かお願いしました。
 学生は琉球芸能専攻の古典音楽や舞踊の学生と音楽学の学生。舞踊専攻の学生は皆、練習用の着物で演奏。なんといっても琉球芸能の学生は舞台慣れしているので堂々としていること。これ、われわれも見習わないといけません。しかも踊り手をしっかり見て演奏します。手元が狂っていても、それでも舞踊をみようとする姿勢は立派。皆さん、お疲れ様でした。私はとっても楽しく演奏できたかな。