Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

衝動買い

2011年11月23日 | 那覇、沖縄
 今日は祝日なのに大学は通常授業。学内の食堂は休みだし、大学の近くのファミレスも昼のお弁当を求める学生で溢れていた。じゃあ外食に出かけようと、マフラーを交換したばかりのバイクに乗って、那覇の平和通りの金壺食堂にベジタリアンメニューの食事を食べに行った。
 500円のワンコイン・ランチをとった後、ぶらりと近くの古道具屋に入る(古本屋だけでなく、古道具屋に誘われるのは、父親譲りである)。そこで見つけた観光パンフレットが今日の写真。琉球政府時代、那覇市商工観光課が編集した20数頁全カラーのパンフレットである。端から端まで見たのだが、刊行年が記載されていないが、1972年の復帰以前であることは間違いない。
 私がこのパンフレットに引かれたのは、本の中に「沖縄で パパ史跡 ママ民芸 ボク太陽」というキャッチフレーズを発見してしまったからである。この観光ガイドもまた、歴史観光、文化観光、自然観光、免税ショッピングに焦点を絞って、ひじょうによくまとめられている。1960年代後半から復帰(1972年)前までの沖縄観光を知るには実に面白い。
 復帰後、1975年の海洋博覧会の後、沖縄は「南国の島」へと変貌し、いつの間には、歴史観光や文化観光が薄れていったのだった。別に沖縄観光を研究するわけでもないのに、思わず薄っぺらのパンフレットを衝動買い。2,000円也。