Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ダランとダラン

2012年09月04日 | バリ
 寺の中で行われている舞踊が終わらなければ、寺院の前の道路脇に設置されたワヤンの舞台での上演は始まりません。ところがその舞踊の数が多いこと。新しく村にできた二つの踊りのサンガルが合同で、寺院のオダランに合わせて発表会をしているのでたいへんです。有名な踊りは全部やったと思います。子どもたちを見に来た親族で寺院境内はいっぱい。
 そんな境内とは正反対に静まりかえったワヤンの舞台ではもう待ちくたびれて寝る人続出。写真の二人はダランの親子。この日は子どもの方のワヤンだったのですが、心配なお父さんダランも当然、見守るためにやってきます。でも二人ともぐっすりです。
 中学生の息子、かわいいですね。お父さんのそばにくっついて丸まって寝ているのですもの。芸を受継いでいく親子の関係に心がポカポカと温まります。