Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

遅延常習犯

2012年09月07日 | 
 バリからロンボックに行くには船か飛行機の二つの方法があるが、デンパサールにいる私としてはやはり空港が近いので、飛行機を選んだ。旅行代理店では、バタビア航空、ムルパティ航空、ガルーダ航空があるといわれたが、まずガルーダは一日一往復で、夕方出て、朝戻りなので、時間的にあまり適さない。さて、残りはバタビアとムルパティとなったが、店の人は「どっちも同じ」という。バタビアの方がちょっぴり(500円くらい)安かったが、私としては歴史のあるムルパティを選んだ。
 数日して、旅行代理店に務めるバリ人の知り合いに話したところ、「飛んだらOKね。遅れは普通、時にはキャンセルになるからね。バリに戻る日が日本に帰国する日程は危険よ」と言われた。インドネシアのポピュラーソングの歌詞でも「ムルパティの約束時間は、あってないようなもの」と嘲笑されているそうである。これって国営企業じゃない?だから平気で遅れるわけ?
 さて、ロンボック行きの前日、夕方にムルパティのオフィスから電話。ちゃんと「kami mohon maaf…(申し訳ありません)」と言ったあとで、2時間遅れが伝えられた。でも携帯に電話が来るなんて進歩してるじゃん。ということでそれを計算にいれた上で空港に行くが、再びフライトは遅れている。というより、何の表示もアナウンスもなく遅れまくっている。しかし観客はただただため息をつくのみで、待合室で怒るおじさんなんて誰もいない。すばらしい!感動的だ。沖縄なんてアナウンスがないだけで怒りまくるオヤジがよくいたじゃないか。
 ということで、遅れながらも無事到着。怖いのは帰りで、夕方6時くらいの便なのだけど、キャンセルなんて許して欲しい……。ちなみにこの飛行機MA-60は中国製らしい。