Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

お部屋はすっかり秋

2012年10月06日 | 家・わたくしごと

 沖縄に住んでいた頃は、手ぬぐいを入れる額は玄関飾りで、季節ごとに違った手ぬぐいが額の中に収まった。そんな手ぬぐい飾りが変わるたびに、四季が本土よりも目で見て感じにくい沖縄でも不思議と春夏秋冬を味わうことができた。今、考えてみると、かみさんは手ぬぐいを替えることで季節を少しでも感じよう、感じさせようとしていたのかもしれない。
 浜松に引越してくるとき、この額も、さまざまな種類の手ぬぐいも、私といっしょに海を渡ったことから、手ぬぐいを入れ替えるのは私の仕事になった。たまたまあった床の間に、額を縦にして吊り下げることにした。不思議と飾る場所が変わっただけで、すっかり「和風」の貫禄が出てしまって、手ぬぐいも、額も、なんとなくそれにとまどっているようにも見えた。
 さてこうして手ぬぐいを入れて気がついたことは、縦に飾れる手ぬぐいが少ないこと。沖縄では横起きすることが多かったからだ。そこで、先週、京都に仕事で出かけた時に、縦で楽しめる秋の手ぬぐいを買ってきた。それが今日の写真。朝からうっとりと見とれる。きれいだね。おかげでお部屋はすっかり秋になったよ。でも1ヶ月ばかり先取りかしらね。まるで晩秋の風景だもの。

(右のブログのカテゴリーに「玄関飾り」というのがあります。これを見ていただくと、沖縄に飾ってあった季節の手ぬぐいを見ることができます。)