Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

名古屋・浜松公演が終わりました

2013年02月04日 | 家・わたくしごと
 週末に続いたワヤンの名古屋、浜松公演が終了しました。いらして下さった方々には本当に感謝です。今回、内容やセリフはともかく、いちばん気を使ったのは風邪をひかない、インフルエンザにならないということにつきました。ダランが熱を出して、声が出なかったらシャレにならないし、代役はいないとなれば、その責任はきわめて大きいことを自覚せざるをえません。一日、何回手を洗って、うがいをしたことでしょう。何ごともなく無事に終えることができて本当に安堵しています。
 これまでも繰り返し上演した演目でしたが、今回も新鮮な気分で上演できました。バリのダランは、場所が異なれば同じ演目を続けて上演する場合がよくみられます。私のような研究者は、「また同じ演目か…残念」と少々失礼なことを考えたりしまうこともありますが、これは「怠慢」から同じ演目を上演しているわけではないと思います。
 ダランは、同じ演目を繰り返すことによって「自分の演目」にするのは当然ながら、それに加えて、同じ演目に新たな魅力を発見したり、前日との違いを楽しんだりするのです。私だって、1週間続けてこの演目を上演しても、どの回もアドリブ、人形の表現を含めて常に新しさを追求するでしょうし、それを堪能できると思います。
 次は3月16日の静岡公演です。名古屋、浜松公演を見てくださった方の何人かの方が、続きの演目である「スプラバ使者に立つ」を見に来てくださることを願っています。