Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ロンボック・プラヤ空港の人だかり

2013年02月14日 | 
 ロンボック島の空港は最近まで州都のマタラムの近くにあったのが、マタラムからはとんでもなく遠いプラヤに移転した。マタラム市内までは車で約1時間かかるし、周辺には何もない。畑がひたすら続く場所にポツリと空港があるのみである。まあ、日本の地方空港も似たりよったりかもしれない。国際空港のわりにはフライトもさほど多くない。国内線の出発・到着を合わせても一日40本なんてないはずである。
 ところが、この空港の外にはものすごい数のロンボックの人々がいる。写真は乗客が出てくる場所だが、もう黒山の人だかりなのだ。実はこの人たち、特に友人、家族を待っているわけではない。ただなんとなく空港にピクニックにきて、なんとなくここにいるらしい。外にも飛んでくる飛行機を楽しみにしながらゴザに座ったピクニック中の家族がいっぱいだ。
 考えてみれば、今の那覇空港ができたとき、沖縄の人たちは飛行機に乗るわけでもないのに、一度や二度は空港に遊びにいったものだ。私なんて子どもが小さかったから、飛行機を見るためだけに結構な数、空港に家族ででかけた記憶がある。日本人だってそうなのだから、インドネシア人だって同じである。しかし、それにしても空港には何もなさすぎるから、飛行機が飛んでこない時間は、ぼんやり空港の中や出てくる客を眺めるくらいしか、最後はすることがなくなるのだろう。正直、超有名な芸能人が来るのかと期待したのだが…。