Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

実家の庭

2013年05月14日 | 東京

 私の実家は東京西部の国分寺市にあり、庭は父により手入れが行き届いています。季節ごとにいろいろな花や、時には野菜が楽しめるのですが、4月末は昔からある藤と、その前にある西洋シャクナゲが満開になる季節でした。本来ならば、もう少し前にアップする写真んだったのですが、デジカメを東京のガムラン・スダジオに置いてきてしまったので、ちょっとアップが遅れてしまったもの。
 この季節は私がとても好きな季節なのです。藤が薄紫の花をたくさん咲かせてくれる季節だからです。祖父が大事にしていた木で、私が子どもの頃からあった藤棚ですが、ずっとこの花に魅了されていました。「これは鑑賞用の藤ではなく、もっと野生種に近い山藤だから」と母は繰り返し私に話してくれるのですが、それでも見事な花をつけ、朝にはミツバチやクマバチが花蜜をもとめてたくさんやってきます。小さな藤棚かもしれませんが、私の心の中では、どこの藤園にもまけないすばらしい花をつける木なのです。藤棚の下はブーンとうなる種類の異なるハチの羽音が、不思議な響きを醸し出します。
 月に二回くらいのペースで戻る実家ですが、次に行くときはアジサイの花のつぼみが膨らむ季節。そしてその次は、ブルーベリーの実の収穫の季節かな(もう少し先だったかな)。今年は何瓶ブルーベリージャムが作れるでしょう。そんな東京の実家に帰って庭を見るのは私の楽しみの一つなのです。