Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

初子祝い

2018年05月04日 | 浜松・静岡

 浜松の凧あげは、もともと初子祝いのために行われる。かつては浜松まつりではなく凧揚げまつりといったそうだが、凧と初子はセットなのだ。もちろんその流れの中で、互いの糸を摩擦で切りあう喧嘩凧もあったし、その後はイベントとして子どもの日の今日には、子どもたちが凧と関わる子ども凧もあがる。要は、将来の凧揚げ要員の育成である。
 昨日、凧場にでかけたが、写真のような初子を祝う光景があちこちで見られた。周りでは親戚縁者、自治会の人々がラッパ隊の音楽が鳴り響く中で、掛け声で盛り上がり、もうドンチャン騒ぎである。こうした喧騒によって、子どもの成長を妨げようとする超自然的存在による穢れを祓い、成長を祈る浄化儀礼を見ているようだ。
 ふと、バリのトゥンジュク村で、子どもを抱きながらジョゲッを踊り、最後に僧侶によって子どもが聖水をかけられていた儀礼を思いだした。芸能、子ども、そしてその成長を担う目的を持つ、という行事は形は違えど世界各地に存在するのだろう。


日帰り神戸

2018年05月04日 | 家・わたくしごと

 先週の土曜日でしたが、神戸に日帰りで仕事でした。最近は考え始めると眠れなくなるほど、さまざまな仕事ややるべきことを抱えていて、遠方の仕事もできるだけ早く帰って次の仕事に向かわざるえない状況に追い込まれています。5月4日の本日だって、正直、朝から夜中まで研究室に籠りたい気分ですが、そんなことをすると浜松まつりに失礼なので…。
 神戸で撮影した写真が実はこれ1枚でした。新幹線に乗り、駅で食事をして大学に行って講義をして、夜遅くホテルにチェックインして、朝早く東京に向かう中、なんだか我にかえったように、帰りの東京に向かう新幹線のホームで西に向かう新幹線を撮影しました。このRail Starの新幹線の形と色は、東海道新幹線にはないという興味もあったかもしれません。
 今週末は金曜日から日曜日まで那覇で仕事です。那覇に行けるの正直嬉しいのですが、できればここも最短滞在できればと考えてしまいます。ゆっくり旅でもしたいな、と思うこともありますが、あと10年たって定年になれば、現在のこんな時代が懐かしく感じるのでしょう。だから否定的に考えずにポジティヴにとらえて今の状況を楽しもうと思います。