Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

暴風警報の那覇でした

2012年10月19日 | 家・わたくしごと

 さんざん迷った挙句、水曜日の午後、那覇空港に発つ。翌日の会議、キャンセルすれば多くの人たちに迷惑をかけるが、もし金曜日に台風で戻ってこられなければ、今度は、自分の大学の学生に迷惑をかける。もう沖縄と浜松の板挟み。天気予報を眺めながら、さんざん悩んだ結果の出発だった。
 水曜日の夜、那覇空港は防風警報発令中だった。それでも空港に降り立って、約二ヶ月ぶりに那覇に「戻った」。那覇の香りってあるんだと改めて思った。さんざん悩んだことが、一瞬で馬鹿馬鹿しく感じた。やっぱり戻ってきてよかったんだね。
 木曜日は朝から書類のチェックや会議で、終わって空港に直行。予定通り、名古屋空港に降り立ってこれから金曜日の授業のために出勤。やることは山積み。特にこの週末はシンポジウムとワヤンの公演。でも、一昨日まで、「どうしよう、どうしよう」と頭を抱えていた自分はどこにいったんだろう?大丈夫、なんだか、沖縄の空気を吸ってすっかり元気と自信を取り戻して、今日の始まり…。おもいっきり背伸びをした。さあ、行こっかな…。

 


浜松だからできること~バンバン!ケンバン♪はままつ

2012年10月15日 | バンバン!ケンバン♪はままつ

 「バンバン!ケンバン♪はままつ」まであと数日。学生スタッフは、それぞれチケットの販売や宣伝に最後の追い込みをかけているようです。それに運営のさまざまな準備も佳境。授業には他の学生とともにバンケン♪のスタッフも出席していますが、よく居眠りしないで聞いているなあ、と感心してしまうほどです。ぼくなら疲れて寝ちゃうでしょうね。今週は、明後日から那覇ですし、20日のシンポジウム、21日のワヤンの公演のこともあり、ゆっくりブログも書けません。だから、ボクの非公式ブログもここで終わりにします。約3週間、お付き合いしてくれてありがとう。

 ちょっとはお役に立てたでしょうか…。いちばんうれしかったことは、結婚をして九州に住んでいるかつてのゼミ生がボクのブログを読んでくれて、アンデス25Fを買ってくれたこと。ぼくは何ら鈴木楽器とは関係ありませんが、お子さんを育てながらも、まだ音楽を愛し、好奇心を持ち続けているゼミ生の気持ちがとても嬉しかったのです。きっと小さなお子さんも、アンデス25Fが好きになるはずだよ。

 浜松は楽器の街。今、ヤマハのピアノ工場は移転してしまいましたが、浜松は鍵盤楽器と長い付き合いのある街。派手な街ではありません。にぎやかな街でもありません。それにオシャレな街でもありません。僕はこの街に住んでまだ半年。だから断言こそできませんが、浜松はきっと素敵な街なんだと思います。「音楽の街」とかいうわりにはね、なんて言う人によく会います。でも、この街に住んでいるだけでは、「音楽の街」になるわけないもの。一人一人が行動すること。能動的に!そうすれば、浜松が持っている「音楽」が、きっとさまざまな音のほのかな香り発するようになるんだと思います。楽器はあるだけでは、ただの置物。音は発しない限り、暗闇に埋もれているだけなのです。ボクは、研究者として、上演者として自分のできることで行動します。13年住んだ那覇と同じように、「大好きな街」「素晴らしい街」って断言できるようになるためには、行動しなくてはいけないのです。まだまだ時間がかかるけれど、「浜松に住む」って一大決心したのですもの…。

 「バンケン♪」は学生たちのそんな行動の表れだと思います。浜松でやることに意味があるんだと思います。そう、浜松で学ぶ学生や、浜松で教える教員の心意気みたいなものです。きっと皆、浜松が大好きなのです。ボクみたいな新米とは、その気持ちがぜんぜん違うんです。だから、浜松に住んでいる人たち、浜松に通っている人たちに心から、このイベントに参加してもらいたいと思います。学生たちの浜松への愛情がきっと、浜松を愛する皆にも伝わるのだと思います。ぜひ、もう一度、チラシやホームページを眺めてください。そして、浜松が日本へ、世界へ発信した「ケンバン」に触れて欲しいのです。


「バンバン!ケンバン♪はままつ」の詳細は公式HPをご覧ください。http://ban-ken.jp/

これまで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」に関する記事は、以下の「「バンバン!ケンバン♪はままつ」非公式ブログを読もう」の頁にすべてURLが掲載されています。ぜひ、ほかの記事もご覧になって、ご興味のあるものがあれば、おいでください。
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/aa8e328b5e75c2e0c17b7f50d9de9776

 


大正琴でガムランしてます~バンバン!ケンバン♪はままつ

2012年10月12日 | バンバン!ケンバン♪はままつ

 写真はバリの調査で撮影したもの。この楽器、大正琴を起源にした楽器です。信じられます?大正琴があのバリ島でこんなになっているなんて!えっ、Pが手を貸してバリに広めたんじゃないかって?そんなことするわけないじゃないですか。
 このおっさん達、酒が入らないとうまく演奏できません。この写真は朝10時すぎにフェスティバルで演奏している風景ですが、この準備中からもうドーピング状態。Pはグループに頼まれて記録しているのに、まあ、酒を勧められること。飲まないと怒るしさ。フィールドワークって結構たいへんなのよ。
 これはインドネシア、バリの例ですが、戦前、台湾にも日本から伝わったし、遠いインドにはたくさん輸出されていたんです。それが今、インドやパキスタン、ブータン、アフガニスタンと広域に伝わり、各地の楽器へと姿を変えています。すごくありません?なんだか興味わきません?もっと話聞きたくありません?ついでに質問なんてしてみたくありません?
 もう行くしかありません。そう、シンポジウム「大正琴の文化史」。今回、特別、「ア・ナ・タ」だけのために、インドネシアの大正琴、展示しちゃいます。超レアです。この9月にインドネシアから持ち帰ってばかりの写真と同型の大正琴もありますし、音階ボタンがタイプライターのキーなんてのも、弦が自転車のブレーキなんてのもあります。見たいよね。じゃ、やっぱ、友達誘って行っちゃおうよ。

日時:10月20日(土) 13:00~14:45 (14時すぎに休憩が入ります)
 場所:静岡文化芸術大学 南278大講義室
 料金:無料 

「バンバン!ケンバン♪はままつ」の詳細は公式HPをご覧ください。http://ban-ken.jp/

これまで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」に関する記事は、以下の「「バンバン!ケンバン♪はままつ」非公式ブログを読もう」の頁にすべてURLが掲載されています。ぜひ、ほかの記事もご覧になって、ご興味のあるものがあれば、おいでください。
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浜松市楽器博物館に友達が出演するでー ~バンバン!ケンバン♪はままつ

2012年10月11日 | バンバン!ケンバン♪はままつ

 バンケン♪は、浜松市楽器博物館も会場の一つ。イベント開催中の二日間、日本在住の演奏家により、普段、聞きなれないさまざまな楽器の演奏を聴くことができます。ちなみに、下記に掲載した楽器博物館のホームページには、グループごとの出演時間が詳細に掲載されています。興味のある楽器があれば、この時間に合わせて行かれるといいでしょう。ただし、HPには、「ミニコンサートの時間は予告なく変更される場合があります」と書かれていますので、最終的には博物館に直接確認していただくといいと思います。

 楽器博物館のHPアドレス http://www.gakkihaku.jp/index.html 

 さて、これは非公式ブログですから、超個人的なインフォメーションを一つ。両日、バリ島のガムラン音楽を聴くことができます。今回は二つのグループが出演。20日に登場するのは、巨大な竹製のガムラン、ジェゴグ演奏グループの「スカル・サクラ」、21日には、青銅製のガムランを演奏する「ギータ・クンチャナ」が出演します。「スカル・サクラ」は、名古屋音楽大学で活動するグループで、私がまだガムランの曲を一つも知らない大学1年の夏休み、この大学で、K先生にガムランの手ほどきを受けました。今でも忘れません。あれがなかったら、今、ぼくは演奏者・研究者になっていたかどうか…。「ギータ・クンチャナ」は大阪のガムラン・グループ。もうメンバーは皆、友達でっせ。今回は2名で演奏するそうですが、きっと派手派手で、元気なバリの青銅製のガムランが聴けるはずです。 
  ちなみに、まだ来年の今頃の話ですが、大阪の「ギータ・クンチャナ」演奏によるPのワヤンの公演が、すでに浜松と大阪で決まっています(先のことすぎて、鬼が笑うか…。さりげなく宣伝するところがオ・ト・ナ)。

 「バンバン!ケンバン♪はままつ」の詳細は公式HPをご覧ください。http://ban-ken.jp/

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学内でチケット好評・絶賛発売中~バンバン!ケンバン♪はままつ

2012年10月10日 | バンバン!ケンバン♪はままつ

 「バンバン!ケンバン♪はままつ」まであと10日。トラックの第3コーナーを回りきって、第4コーナーがもうすぐ先に迫っているって感じかしら。後期が始まると、学生スタッフたちが当番制で時間を決め、大学北棟の2階のラウンジでバンケン♪のチケットを販売しています。スタッフが販売しているので、ただ売るだけではなくインフォメーションの役割をも果たしており、学生ばかりでなく、一般の方もチケット買うために大学に来てくれているようです。
 しかも本日より、学生達が編集した分厚いプログラムが200円(安い!)で販売されており、この冊子にはすべてのイベントが詳細に記述されていて、この本を見ながらどのイベントに参加しようと悩むのも楽しいはず !
 
一般の方は帰りに3階にある学食に寄って、定食なんていかがですか?(ちなみに学食は14時には終わるので、早くいらしてくださいませ。)

 学生が学内でチケットを販売している光景を見て、今更ながら「こういう方法があったのか」と驚いています。考えてみれば当たり前ですが、自分たちで企画したものの広報をして、チケットを売るなんて、誰もがやっていることですよね。でも、今まで勤務していた大学は演奏系の芸術大学だったので、学生が演奏する大学主催の演奏会の広報やチケット販売は、学生もさることながら、教員と事務方ががんばっていました。そして、それが当たり前と考えていました。でも、演奏者(学生)自身が、デスクを出して自らの言葉で宣伝しながら売るっていうのも面白いかもしれませんね。どこで売るか考えるのも楽しそうだし。このブログ、誰か読んでくれているかしら。大学がかわって比較すると見えることっていろいろあるのです。 物理的な距離は離れているけれど、いつか二つの大学の学生たちが、何かを一緒にできればいいな、なんて思ったりもします。考えるのは勝手だもんねー。(「ねー」を強調しよう。)

「バンケン♪」のチケット、学内で好評・絶賛発売中(「チケットぴあ」でも販売してます)
 日時:10月1日~19日 平日のみ11:00~15:00
 場所:静岡文化芸術大学 北棟2階ラウンジ

 料金等の詳細は公式HPをご覧ください。http://ban-ken.jp/

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ウダー?ウーだ?う○だ?…「キーボードのこれから」~バンバン!ケンバン♪はままつ

2012年10月09日 | バンバン!ケンバン♪はままつ

 「バンバン!ケンバン♪はままつ」では、Pがコーディネーターを務める「大正琴の文化史」の他、「鍵盤楽器の生産と芸術表現」、「オルガンの文化史」、「キーボードのこれから」の合わせて四つのシンポジウムが開催されます。これだけで十分、「学会」してます。どれもお勧めなんですが、先日、学生にエレベータの中でこんなことを聞かれました。
 「先生、ウダーって楽器、知ってます?」
 ウダーって何ですか?読者の方々、知ってます?
 Pおじさんの世代は、ウダーと聞いても、「ウーだ」となります。「ウー」は、ウルトラマンに出てくる怪獣です。悲しいお話でしたから、今でもしっかり覚えています。なんたって幼稚園の時は、将来は「ハヤタ隊員なりたい」って思っていたくらいですから、筋金入りのウルトラマン・ファンでした。もう一つ、ウダーは、なんとなくひじょうに身近な苗字とか大阪の地名の省略のような…。いるじゃないですか、苗字で「梅田」とか、よくある名前が。大阪にもありますよね。この地名。
 で、ですね。よく聞くと「ウダー」という楽器は、宇田道信さんという人が作った電子楽器なのです。宇田さんのフルネームを入力してググってみてください。宇田さんのこと、ウダーのことがいろいろわかります。
 さて、最後に本題。この宇田さん、「バンバン!ケンバン♪はままつ」の二日目、最後のシンポジウム「キーボードのこれから」に、パネリストの一人として登壇します。でも、ウダーには、もはや「ケンバン」が存在しないんです。ということは、キーボード音楽の将来は……。ケンバン音楽から、「ケンバン」がなくなったら、ただの「音楽」じゃないか! いやいや、そんな単純ではありません。今や、バーチャルなキーボードで音楽が作れる時代。さあ、キーボードのこれからは、どうなるんだ?その疑問を体いっぱいに抱えたまま、ぜひ、このシンポに参加してみてください。なお、シンポジウムは無料のイベントです。

シンポジウム「キーボードのこれから」
 日時:10月21日(日) 15:00~16:45
 会場:静岡文化芸術大学 南176 大講義室

 詳細は公式HPをご覧ください。http://ban-ken.jp/

これまで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」に関する記事は、以下の「「バンバン!ケンバン♪はままつ」非公式ブログを読もう」の頁にすべてURLが掲載されています。ぜひ、ほかの記事もご覧になって、ご興味のあるものがあれば、おいでください。
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/aa8e328b5e75c2e0c17b7f50d9de9776

 

 

 


「バンバン!ケンバン♪はままつ」非公式ブログを読もう

2012年10月07日 | バンバン!ケンバン♪はままつ

 バンケン♪が始まる10月20日まで約2週間。ということで、スタッフの誰にも相談していませんが、これまでのバンケン♪に関する記事はすべて、勝手に「バンケン♪非公式ブログ」にしちゃいます。この頁にリンクされているPのブログは、まったく個人的見解なので、「俺の見解とは違う」とか言って、学生に八つ当たりしたりしないでくださいね(そういう事例はまだありません。ご安心を)。でも、どれに行こうか迷ったら、クリックして読んでみてくださいませ。本日のこのブログの頁(http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/aa8e328b5e75c2e0c17b7f50d9de9776)にリンクを貼ってもらってもかまいませんし、今後、新たに加えるものも、ここにURLを加えていく予定です。

「バンバン!ケンバン?はままつ」公式HP 
http://ban-ken.jp/
   上記のHP、次々と更新されていくツイッターなどからも情報を得ることができます。日々、更新のHP。一日のおすすめコースなんていう頁もあります。

以下はこれまでPのブログで書いたもの。

「バンバン!ケンバン!はままつ」紹介
  開催1か月前、このブログの書き込みから「バンバン!ケンバン♪非公式ブログ」が始まります。
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/4d532792747f130248197e5948eee151

浜松だからできること~最後に言いたいこと(10月15日更新) NEW
 
非公式ブログ、とうとう最終回です。3週間、読んでくれてありがとう。
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/ac2ece7c0f42b69c30ce3902a8a44c8f

「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:シンポジウムまたまた「大正琴の文化史」(10月12日更新) NEW
やっぱりPがコーディネータだから、いっぱい宣伝しないと。テーマはアジア各国に根付いた大正琴ワールド。大正琴はもはやアジアの楽器です!
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/dcb0fc42a5960c1c9b0560614976785f

浜松市楽器博物館のイベント(両日)の時間が楽器博物館のHPにアップ (10月11日更新) 
 大阪のバリのガムラングループのPの友達が出演するでー。音楽ド派手やで。時間はHP見てなー。みんな来てやー。
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/017aecd8835a0f0387e082a2864bf692

学内チケット絶賛・好評発売中:今日からプログラムも発売開始 (10月10日更新) 
 
「ヘい、いらっしゃい!」(魚屋じゃねえぞ)。平日の11:00~15:00まで、静岡文化芸術大学北棟2階ラウンジでチケットの販売とプログラム販売中。学生・一般の方問わず、welcomeだよ。
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/a499eac730c99378ede3d2033b538d3c

「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:シンポジウム「キーボードのこれから」 (10月9日更新) 

 「ケンバン音楽」の将来はどうなるのか?もしかして「ケンバン」がなくなっちゃう?そうしたらただの「音楽」やんか! 今後のケンバンの行く末に興味のある方、必聴のシンポ。
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/07f37454f9ffbe3fff5602cf880a6740

「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :ロバの音楽座 
  なぜ「ロバの音楽座」から始まったのか?まったく意味はありません。たぶんこのイベントのスタッフS君が、猛烈なロバ・ファンであり、私に熱くこのグループについて語るからだと思います。熱意に負けたのね…。 
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/9353b532faf88c24497bf2961df8bda5

「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :ヒカシュー  
  僕の青春の音楽の一つ。あの頃の僕はむちゃくちゃ「尖って」ました。
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/3feb67e2c68ac2e4b6bfb641a1fdb6f9

「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:(鍵盤楽器の伴奏付)サイレント映画上演とトーク
  映画といえば池袋文芸座の世代。ちなみに4月に赴任して、浜松のシネマイーラに行ってみたら「いちご白書」やっていて、感動しました。いい映画館です。家から歩いて2分。最高です。
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/89619a6bdfea0a60146ed2c5ec7d9407

「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:シンポジウム「大正琴の文化史」 
このシンポジウムはPが司会兼パネリスト。Pが誰だか知りたい人はぜひいらっしゃいませ。
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/6fcca44a5b15da361c9191b38955b023

「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :栗コーダーカルテット 
 このブログを読んで、九州に住んでいるかつてのゼミ生が、アンデス25fを注文したそうです。観客は増えないけれど、楽器販売に貢献しました。
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/3c982540f272b5806de0871a7890a786

「バンバン!ケンバン♪はままつ」紹介:略語「バンケン♪」について 
 大学に歩いて通っていますが、その間に考えた文章。結構「ハイテンション」。この日の朝、うまく目玉焼きが作れたからだと思うな。
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/c716e0304be0c72ecb5716418bbbbe33

「バンバン!ケンバン♪はままつ」紹介:「鍵盤」が「ケンバン」とかかれる理由 
 前日にはじけたので、今回は真面目に書いたんですが、企画している学生に「いやー、そうなんですか、勉強になりました」と言われました。えっ?
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/bf63f0a8c8d4f923bdf4176562e61c09

「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:小倉貫久子 歴史的ピアノ(コンサート) 
 鍵盤楽器イベントの王道。やっぱり、こういうコンサートに行って、18世紀、19世紀のヨーロッパの芸術音楽を直接感じなくてはいけません。
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/bd4dd67b84318d9f3b200a645b985f8b

「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:木村かをり 現代音楽コンサート
 現代音楽を聴いたことのない方々は、このコンサートを聴くと、きっと音楽の新しい世界が開けます。さあ、新しい扉を開けるんだ!
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/51375fc063e6cedc5b331246bcc57279


お部屋はすっかり秋

2012年10月06日 | 家・わたくしごと

 沖縄に住んでいた頃は、手ぬぐいを入れる額は玄関飾りで、季節ごとに違った手ぬぐいが額の中に収まった。そんな手ぬぐい飾りが変わるたびに、四季が本土よりも目で見て感じにくい沖縄でも不思議と春夏秋冬を味わうことができた。今、考えてみると、かみさんは手ぬぐいを替えることで季節を少しでも感じよう、感じさせようとしていたのかもしれない。
 浜松に引越してくるとき、この額も、さまざまな種類の手ぬぐいも、私といっしょに海を渡ったことから、手ぬぐいを入れ替えるのは私の仕事になった。たまたまあった床の間に、額を縦にして吊り下げることにした。不思議と飾る場所が変わっただけで、すっかり「和風」の貫禄が出てしまって、手ぬぐいも、額も、なんとなくそれにとまどっているようにも見えた。
 さてこうして手ぬぐいを入れて気がついたことは、縦に飾れる手ぬぐいが少ないこと。沖縄では横起きすることが多かったからだ。そこで、先週、京都に仕事で出かけた時に、縦で楽しめる秋の手ぬぐいを買ってきた。それが今日の写真。朝からうっとりと見とれる。きれいだね。おかげでお部屋はすっかり秋になったよ。でも1ヶ月ばかり先取りかしらね。まるで晩秋の風景だもの。

(右のブログのカテゴリーに「玄関飾り」というのがあります。これを見ていただくと、沖縄に飾ってあった季節の手ぬぐいを見ることができます。) 

 


武満徹のピアノ作品におもうこと~バンバン!ケンバン♪はままつ

2012年10月05日 | バンバン!ケンバン♪はままつ

 「バンバン!ケンバン?はままつ」で行われるイベントの一つにピアニスト木村かをり氏のコンサートがある。木村かをりさんといえば、日本には数少ない現代音楽演奏のスペシャリストとして名高い国際的なピアニスト。4月にこの大学に赴任してバンケン♪のプログラムを手にしたとき、まず最初に目についた演奏者の一人。

 演奏曲目は、公式ホームページで確認していただきたいが、ケージ、ブーレーズ、メシアンなどの作品のほか、私が若い頃から大好きな作曲家、武満徹の作品が二曲演奏される。彼はいわゆる「現代音楽」の作曲家として知られているが、そんな側面はほんの一部で、「世界音楽」を自らの作品で体現した作曲家である。ジャンルなんて線引きはたぶん彼の中には存在しない。彼の著作集を読めばそんなことは一目瞭然だ。

 現代音楽は「わからない、意味不明な音楽」ではない。確かに聞きなれない音楽かもしれない。しかし私は、武満のピアノ作品を聴くと、その音世界に一気に引きずり込まれ、なかばそこからぼんやりの浮かびあがる自然の風景に陶酔してしまうのだ。今回演奏される《雨の樹素描》(1982)、《雨の樹素描~オリヴィエ・メシアンの追憶に》(1992)はどちらも4分程度の短いピアノ小品である。しかし、僕は武満の作品は時間芸術というよりはむしろ、個々の聴衆の脳裡の中で描かれる空間芸術のように思えてならないのだ。曲が鳴りやんだ後もなお、聞き手は、その聞き手だけが思い描く、「雨の樹」の世界の中に身をゆだね続ける。その「樹」を窓の中から眺めているかもしれないし、そんな「樹」のすぐ下に立って、不規則に落ちてくる滴を、手の甲でうけとめているかもしれない。時には、いつのまにか涙となって頬をなめらかに滑り落ちるかもしれない。大事なことは、音楽に身をゆだねること。滴を避けてはならない!その時に、武満のピアノ作品は、聞き手の体全体に吸い込まれていく。

 木村かをり ピアノ演奏
 日時:10月21日(日) 15:00~、 16:00~ ともに45分
 場所:静岡文化芸術大学講堂
 演奏者のプロフィール、プログラム等はこちらの公式HPで http://ban-ken.jp/cast.php?p=info&id=7187

Pのブログ中の「バンバン!ケンバン!はままつ」紹介
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/4d532792747f130248197e5948eee151
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :ロバの音楽座 
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/9353b532faf88c24497bf2961df8bda5
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :ヒカシュー
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/3feb67e2c68ac2e4b6bfb641a1fdb6f9
 Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:(鍵盤楽器の伴奏付)サイレント映画上演とトーク
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/89619a6bdfea0a60146ed2c5ec7d9407
 Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:シンポジウム「大正琴の文化史」
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/6fcca44a5b15da361c9191b38955b023
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :栗コーダーカルテット
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/3c982540f272b5806de0871a7890a786
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」紹介:略語「バンケン♪」について
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/c716e0304be0c72ecb5716418bbbbe33
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」紹介:「鍵盤」が「ケンバン」とかかれる理由
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/bf63f0a8c8d4f923bdf4176562e61c09
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:小倉貫久子 歴史的ピアノ(コンサート)
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/bd4dd67b84318d9f3b200a645b985f8b

 

 


歴史の音を聞くということ~バンバン!ケンバン♪はままつ

2012年10月04日 | バンバン!ケンバン♪はままつ

  ピアノは昔からずっと今のようなピアノだったわけではない。発音する基本構造は変わらなくても、楽器そのものは「進化」し続けて、現在のピアノへと変わってきた。だからといって、演奏される作品の多くは昔の作品である。18世紀のピアノを使ってモーツァルトが作曲したピアノソナタを、私たちは今のピアノで弾き、聞く。別に驚くことではないし、今や18世紀や19世紀のピアノなんて、身近には存在しないから不思議なことではない。ピアニストは、現代のピアノを通して、約200年前にヨーロッパで作曲された作品をどう表現するかを追及するのである。

  しかし、当時のピアノで演奏されるモーツァルトやべートーヴェンの作品を聞いた時、その響きがまるで違ったものであることに愕然とするはずだ。かつて音楽大学に通っていた時、昔のピアノで演奏されたリストの曲を聞いた友人の一人が「まるで別の楽器で弾いているみたいだ」と冗談交じりに笑いながら話していたことを思い出す。

  文化人類学でかつて、「文化の真正性」が盛んに議論された時代があった。もちろん、今だって色あせた言葉ではないし、文化を考える上では重要なキーワードだろう。音楽の世界においては、ピアノの作品はピアノの発展とともにその楽器に適応しながら、楽譜も新たに校訂され、演奏法も変わっていった。誰も「今のピアノで演奏されるベートーヴェンの音楽はニセモノだ」なんて言いやしない。何がホンモノで何がニセモノだ、なんて議論そのものが、たぶん存在しない世界である。しかし、他方で、「200年前のモーツァルトやベートーヴェンの音楽はどんな音がしたのだろうか」という疑問や、その音楽を聴きたい(演奏したい)という欲求があっても当然といえよう。「歴史の中に存在した音」を、今、もう一度、耳にしたい」という欲求である。

  今回の「バンバン!ケンバン♪はままつ」では、国際的にも歴史的ピアノの演奏者として知られた日本人ピアニスト、小倉貫久子さんによる演奏がある。こうしたピアニストが演奏会をする場合、楽器博物館などでの演奏でもない限り、会場に歴史的ピアノはないので、自身で持参することが多い(もちろん、脇にかかえて持ってくることのできる大きさではないけれど)。今回も、自身で所有するベートーヴェンの時代に使われていたピアノのレプリカを大学に運び入れて、それを使ってコンサートが行われる。

  歴史的ピアノで演奏されるモーツァルトも「ホンモノ」であり、現代のピアノで演奏されるベートーヴェンもまた「ホンモノ」。私は、歴史的ピアノを通して私たちの耳に届く「歴史の音」を聴いて、これまでに聞いたことのないもう一つの「ホンモノ」を皆さんに知ってもらいたい。新しいピアノ音楽の世界が広がること、請け合いである。そして、「どちらもいいなあ。」「いやー、やっぱり昔のピアノの音は味わいがある。」、「ピアノは今のピアノの音に限るよ」などなど、にわか評論家になってもらいたいと思う。

 小倉貫久子 歴史的ピアノ 
 日時:10月20日(土) 11:00~11:45、 16:00~16:45
 場所:静岡文化芸術大学 文化・芸術研究センター
  演奏者プロフィールと曲目はこちらの公式ホームページをご覧ください。
  http://ban-ken.jp/cast.php?p=info&id=53c8

Pのログ中の「バンバン!ケンバン!はままつ」紹介
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/4d532792747f130248197e5948eee151
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :ロバの音楽座 
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/9353b532faf88c24497bf2961df8bda5
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :ヒカシュー
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/3feb67e2c68ac2e4b6bfb641a1fdb6f9
 Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:(鍵盤楽器の伴奏付)サイレント映画上演とトーク
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/89619a6bdfea0a60146ed2c5ec7d9407
 Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:シンポジウム「大正琴の文化史」
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/6fcca44a5b15da361c9191b38955b023
 Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :栗コーダーカルテット
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/3c982540f272b5806de0871a7890a786
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」紹介:略語「バンケン♪」について
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/c716e0304be0c72ecb5716418bbbbe33
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」紹介:「鍵盤」が「ケンバン」とかかれる理由
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/bf63f0a8c8d4f923bdf4176562e61c09