Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

再びトゥアレンの話

2013年02月10日 | バリ
 前回のブログに登場した「投票するトゥアレン」についてもう一話。この人形を拡大してみるとちょっとおかしな点に気づいた。さて、ワヤン好きのみなさん、どこだろう?
 非常に気になるのは腕である。バリのワヤンは、ジャワのワヤンに比べるとその形は若干でも人間に近いようにも思えるのだが、このトゥアレンがワヤンのトゥアレンと違う点は、一の腕、二の腕(一の腕という言い方をするかどうか不明だが?)が実に人間らしくふくらみを帯び、筋肉を感じる表現で描かれている点である。しかし、これはワヤンの表現としては不合格である。手は必ず直線で、一の腕、二の腕とも同じ太さで作られなくてはならないのだ。
 この絵をデザインしたバリ人は知っていてあえて人間らしく描いたのだろうが(知らなかったら、それはそれで問題だと思うが)、やはりここまでトゥアレンを描いたのならば、腕もしっかりワヤンにして、正確に描いて欲しかったというのが個人的な見解である。腕だけが妙にリアルなのは勘弁してほしいね。

こんな所にトゥアレンが

2013年02月07日 | バリ
 今年の5月、バリでは州知事選挙がある。すでにローカルテレビのニュースではその話題がとりあげられている。
 バイクで走っていたら写真の大きな看板を見つけた。どうも投票するには登録しなくてはならないらしい。日本みたいにハガキが来るなんてことはなさそうだ。
 そんなことはいいとして、右下に注目してみよう。投票しているのは、トゥアレンである。カワイイね。おじいさんなんですけどね。忘れっぽいトゥアレンも投票に行くんですから、みんなも行きましょうね、ってことかしら。ワヤンを見たことなくても、この人形を知らないバリ人はいないから。

餃子パーティー

2013年02月05日 | 浜松・静岡
 浜松で上演したワヤンの中で、トゥアレンは「宇都宮餃子」が好きだということがわかりましたが、Pは大人なのでそういう意思表示はしません。「どちらも美味しい」。こういう男、いるいる!どっちつかずの調子いい奴。ほんと、最低よね。
 二日間のワヤン上演が終わり、わが家の来客、ダラン補佐の二名とともに22時前から大餃子パーティーを敢行。午前中に結構大きめでしっかり具の入った生餃子を50個注文していたので、メインは餃子。あとは適当にサラダやつまみでカンパーイ!正直、餃子は余って冷凍かな、と思っていたんですが、おじさん三人で完食。ビール、日本酒、自分で焼いた餃子でお腹いっぱい。
 考えてみると、浜松に来てからこうして友人が家に来てくれたことは初めてでした。生餃子を頼んだ店ですが、おいしい餃子でした。やっぱり作りたてが美味しいわね。もちろん、おじさんたちは上手に餃子を焼きましたよ。さすがに次の日、お腹「ぐったり」でしたけど。

名古屋・浜松公演が終わりました

2013年02月04日 | 家・わたくしごと
 週末に続いたワヤンの名古屋、浜松公演が終了しました。いらして下さった方々には本当に感謝です。今回、内容やセリフはともかく、いちばん気を使ったのは風邪をひかない、インフルエンザにならないということにつきました。ダランが熱を出して、声が出なかったらシャレにならないし、代役はいないとなれば、その責任はきわめて大きいことを自覚せざるをえません。一日、何回手を洗って、うがいをしたことでしょう。何ごともなく無事に終えることができて本当に安堵しています。
 これまでも繰り返し上演した演目でしたが、今回も新鮮な気分で上演できました。バリのダランは、場所が異なれば同じ演目を続けて上演する場合がよくみられます。私のような研究者は、「また同じ演目か…残念」と少々失礼なことを考えたりしまうこともありますが、これは「怠慢」から同じ演目を上演しているわけではないと思います。
 ダランは、同じ演目を繰り返すことによって「自分の演目」にするのは当然ながら、それに加えて、同じ演目に新たな魅力を発見したり、前日との違いを楽しんだりするのです。私だって、1週間続けてこの演目を上演しても、どの回もアドリブ、人形の表現を含めて常に新しさを追求するでしょうし、それを堪能できると思います。
 次は3月16日の静岡公演です。名古屋、浜松公演を見てくださった方の何人かの方が、続きの演目である「スプラバ使者に立つ」を見に来てくださることを願っています。

楽器の調整と修理

2013年02月01日 | 家・わたくしごと
 ガムランの楽器を持つものにとってついてまわるのが楽器の管理。そして時には調整やら修理を自身でやらなくてはならない。私は東京と浜松にグンデル・ワヤンをそれぞれ一セット持っているのが、浜松の楽器は東京の楽器と違って、常時演奏しているものではない。この楽器、明後日の浜松公演で使うので昨日はチェックやら紐の張替え。
 この作業、わかっているのだが、明日やろう、明後日やろうとのびのびになってしまうものである。嫌いな作業ではないのだが、やはり腰をすえてやらなければならない仕事だから片手間ではできない。
 実際、細かくチェックしてみると共鳴竹にヒビがはいっていたりと、今度はそこを埋める作業。残念ながらカンティラン2台で作業は時間切れ。本当はプマデも張替えたいんだけど、日曜日の午前中にがんばれるか?